ギャッベのサイズの選び方 リビング・玄関・廊下に、お客様が選んだ大きさ

ソファとテーブルのある部屋に敷いた、大きな緑のギャッベ

ギャッベのサイズは、どう選べばいいのか。

敷きたいところの、いちばん大きく敷ける寸法を、測ってきてください。
そして、迷ったら、大きいほう。
数字で考えると、ほとんどの方が、小さく見積もってしまうからです。

ギャッベには、決まったサイズがありません。
遊牧民の女性たちが、思い思いの大きさで織るので、一枚ずつ寸法がちがう。
だから、大きさで探すより、測った寸法の中で、気に入った一枚に出会うのがいちばんです。

善光寺の表参道で家具店をしている、松葉屋家具店の九代目、滝澤善五郎です。
2007年の秋から、春と秋にギャッベ展を開いてきました。今年の秋で三十九回目。
「リビングに敷くなら、どのくらいの大きさがいいですか」
店で、いちばんよく聞かれます。
お客様から届いたお便りに書かれていた、実際の大きさを並べてみます。

ギャッベに、決まったサイズはない

ギャッベは、一枚ずつ手で織られる。
同じくらいの大きさでも、幅も長さも少しずつちがう。
長方形ばかりでなく、正方形に近いものも、細長いものもある。

大きさごとに分けて積んで並べた、店のギャッベ
大きさごとに分けて並べた、店のギャッベ

松葉屋では、選びやすいように、だいたいの大きさごとに分けて並べています。
小さなものから大きなものまで、目安はおおよそ十段階くらい。
たとえば、幅150cmほどの「150巾」(約150×200cm)、「ラグ」(約170×240cm)、「2×3」(約200×300cm)。

部屋の広さで見ると

6畳・8畳・10畳・12畳の部屋に、150巾・ラグ・2×3のギャッベを同じ縮尺で重ねた図。まわりの余白は約60〜120cm

店でお見せしている資料では、こう言っています。
6畳ほどあれば、150巾。
8畳ほどあれば、ラグ。
9畳ほどあれば、2×3。

部屋の寸法は、柱の中心で測ったもの。実際の床は、壁の厚みのぶん、少し狭くなります。
それでも、まわりに六十センチから一メートルほどの余白が残る。
ソファや棚を置く場所も、歩くところも、ちゃんとある。

置き場所ごとの目安 ── お客様が選んだ大きさ

リビング

お便りに「リビングに敷いた」と書かれていた大きさです。

・195×154cm(東京都。テレビとソファの間に)
・207×150cm(長野市)
・228×170cm(東京都)
・237×175cm(長野市)
・250×203cm(長野市)

幅2メートル前後、奥行き1.5メートルから2メートル。
このくらいあると、ひとりでも、ふたりでも、手足を伸ばして寝ころべる。

「何より寝転がるととても気持ちが良くて、ソファに座るよりも専らギャッべの上に寝そべるようになりました(笑)」
228×170cmを選んだ、東京都の方のお便りです(お便り)。

前に小さなギャッベをソファの足元に敷いていたら、床に座ることが増えて、「手足をのびのびできる大きさが欲しくなって」と、195×154cmを選びに来てくださった方もいます。前の一枚は、寝室に移ったそうです(お便り)。

玄関(玄関マット)

・59×39cm(長野市)
・100×60cm(山梨県)
・106×64cm(長野市)

玄関の上がり口に敷いた、59×39cmの小さなギャッベ
お客様から届いた写真(59×39cm)

60×40cmくらいから、100×60cmくらいまで。

「購入時はギャッベを置く場所を考え、大きさをしっかり把握し、イメージを膨らませました。そう広くない玄関ですが、サイズがぴったりで」
59×39cmを選んだ、長野市の方のお便りです(お便り)。

広い木の玄関に、200×155cmを敷いた方もいます。玄関でお客様を出迎える、大きな一枚(お便り)。

キッチン・廊下(ランナー)

台所の流しの前に敷いた、細長い赤いギャッベ
お客様から届いた写真(188×80cm)

細長いギャッベは、ランナーと呼んでいます。キッチンや廊下に。
長さ2メートルから、4メートル近いものまである。

築三十年の台所に、188×80cmを敷いた須坂市の方は、こう書いてくださいました。
「スリッパを履かなくても足元が温かい。料理していても足が疲れません」
「ギャッベのおかげで、料理の品数が一品増えたかな……?」(お便り)

和室の前の廊下に敷いたギャッベ
お客様から届いた写真(和室の前の廊下)

松本市の方は、和室の前の廊下に、201×152cmを敷きました。
着付けとお花の教室をしていて、襖の開け閉めのたびに廊下に正座する。冬は冷たいだろうと(お便り)。
「ギャッベのサイズもさまざまで、良いサイズがあるかな? と心配したのですが、ぴったり合うものが見つかったんです」

寝室・和室・仏間

ベッドの足元に、120×80cmくらい。
リビングに大きな一枚を選んで、前の一枚を寝室に移した方もいます。

ほかの部屋にもうギャッベが敷いてあって、二枚目を敷く部屋がない。それでもどうしても欲しくて、毎朝手を合わせるだけの仏間に237×173cmを敷いた方がいます。
「今ではすっかり自分の部屋になりました」(お便り)

椅子の上・座布団に(ミニ)

木の台に並べた、30〜40cmくらいの小さなギャッベ四枚

30cmから40cmくらいの、いちばん小さなギャッベ。
椅子の上や、座卓のまわりに。

測っておくもの

来ていただく前に、測っておいてほしいのは、ひとつだけ。
敷きたいところの、いちばん大きく敷ける寸法。

その中で、気に入った一枚を探します。
大きさが決まっていないギャッベは、寸法から入ると、出会える一枚が減ってしまう。

家に敷くと、思ったより小さく感じる

テーブルやキャビネットのような家具は、立体です。
部屋に置いてみると、思った以上に大きく感じたり、圧迫感があったりする。

でも、絨毯は床に敷くもの。
何メートル×何メートル、と数字で考えていると、小さく見積もる方が多い。
「敷けないんじゃないか」
「圧迫感があるんじゃないか」
「部屋が、それに埋め尽くされちゃうんじゃないか」
僕の、松葉屋の経験では、そうです。

お部屋で、試し敷き

松葉屋では、お客様のお部屋で、試し敷きをさせてもらうことがあります。
候補を二枚、三枚持って伺って、実際に敷いてみる。

すると、驚くことに、ほとんどの方がこう言います。
「あれ、こんな大きさだったんですね。全然小さく感じます」

「もっと大きいのにすればよかった」

「ギャッベが大きくてお困りになったお話は聞きませんが、『もっと大きいギャッベにすればよかった』というお話はいつも聞きます」
2015年に、店のスタッフがブログにそう書いていました(ギャッベのサイズについて)。

207×150cmをリビングに敷いた長野市の方も、お便りにこう書いていました。
「欲を言えば、もう少しビビットな模様でも良かったと思ったことと、最初に考えていたひと回り大きなサイズがベストだったことです」(お便り)

テーブルを乗せるか、乗せないか

大きなギャッベの上に、テーブルやソファを乗せてもかまいません。
手で毛をなでて、ねかせてから置く。跡が少しついても、使っているうちに戻ります。

ただ、テーブルの真下は、もったいない、という方もいる。
そういうときは、大きな一枚ではなく、細長いギャッベを座卓の両わきに一本ずつ、という敷き方もあります(ランナーの使い方)。

木のベンチに敷いた、細長い青いギャッベ

一枚敷くと、ここにもほしい

一枚板のテーブルを探しに来て、ギャッベに出会い、リビングと玄関に二枚選んでいった方もいます(お便り)。
「どちらもサイズもぴったりで」

一枚敷くと、「ここにもほしい」と、つい思ってしまう。
2014年に、店のスタッフがそう書いていました。

店で、ごろごろしてみてください

松葉屋では、選ぶときに、ギャッベの上で寝ころんでもらいます。
家でくつろぐのと同じ姿勢で、大きさを確かめてほしいから。

試し敷きのことも、相談してください。

選び方のことは、ギャッベの選び方 ―― 千枚とか見ても、何枚あるかなって にも書きました。

長野市大門町45、善光寺の表参道。定休日は火曜と水曜です。

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