『善五郎ブログ』 の記事一覧

森の中にまちがある。一歩

国内産広葉樹の一枚板天板のテーブルの魅力と暮らしと使い方・自然素材と人工素材:無垢材と合板の違い・一枚板ならではの唯一無二の美しさ・木がもたらす温もりと優しい手触り

こんにちは松葉屋家具店 店主の滝澤 善五郎です。朝、窓から差し込む柔らかな陽射しがダイニングのテーブルを照らします。木目の上に淡い光と影が踊り、季節と時間の移ろいをそっと映し出すそのテーブル――それは一枚の広葉樹から削り出された一枚板の無垢...
善五郎ブログ

ギャッベの文化的意義:部族文化の表現、生活必需品としての役割、精神性

20年近く前、僕がはじめて「ギャッベ」という言葉を耳にして、触れたとき、どこか懐かしくて、少し切ないような感覚に包まれた記憶がある。 遠い砂漠の風が綿埃とともに届けてくれた耳鳴りのようでもあり、あるいは温かい家の中で人々が囲む柔らかな毛織物...
善五郎ブログ

ギャッベの歴史:起源、遊牧民との 関わり・歴史的変遷

ギャッベを深く知る僕たちがギャッベに出会って、気づけばもう20年近くの時が流れた。その間、ギャッベを通じてたくさんの人たちと出会い、ときにはカシュガイの織り子さんたちとも言葉を交わしてきた。手織りの布に込められた物語、そこに宿る温もりに触れ...
森の中にまちがある。一歩

「木材の追跡可能」から生まれる価値 香山由人さんインタビュー vol.2

こんにちは、松葉屋家具店スタッフの池田です。「木材の追跡可能」から生まれる価値 香山由人さんインタビュー続きです。前回の記事はこちら↓木材を余すところなく使うことから、その使い方、現在の木材業界の分業に至るまでの歴史など。さらにお話が続きま...
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広葉樹の一枚板・長野市で伐倒されたエンジュの大木

とんでもない迫力。言葉を失うほど美しい。そんな天板が仕上がりました。大河のようにうねる2枚の板(共木です)を絶妙に幅合わせ。長野市で伐倒されたエンジュの大木です。実はここに至るまで、すごい時間がかかっています。伐採運搬製材乾燥板の平面を出す...
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松葉屋のちいさな森 早春の便り「オオイヌノフグリ」

こんにちは松葉屋家具店の店主善五郎です。松葉屋家具店の敷地の北隣にある小さな空き地を森と称して33本の広葉樹を植えてからはや6年。毎朝僕はちいさな森を歩きながらちょっとずつ樹や草の世話をしています。今朝は蒼く小さく可憐な花を見つけました。雑...
善五郎ブログ

雑草という名の草はない? 「ミチタネツケバナ(道種漬花)」

こんにちは松葉屋家具店の滝澤善五郎です。松葉屋家具店の敷地の北隣にある小さな空き地を森と称して広葉樹を植えてからはや6年。33本の広葉樹を植えて、一部は夏の暑さに負けて枯れ、大きくなったものはお隣の3階の建物を優に追い越したり。何本か植え足...
森の中にまちがある。一歩

「木材の追跡可能」から生まれる価値 香山由人さんインタビュー vol.1

こんにちは。スタッフの池田です。先日、私たちの森の先生である香山由人さん(プロフィールは下記に)へ木材のトレーサビリティについてお話を聞きました。松葉屋通信44号に一部を掲載しましたが掲載しきれなかった部分がたくさんあります。そのお話も、地...