欅の一枚板でこんなデスク/テーブルを製作してみた

松葉屋家具店 店主善五郎です。

欅の一枚板でこんなデスク/テーブルを製作してみた。

松葉屋にはめずらしい、固定脚の欅の一枚板デスク/テーブル。

なぜこのデスク/テーブルを作ったのか、かなーり脱線するけど聞いてください。

 

 

アナログレコードが復活してるって聞いた。ほんとらしい。

善五郎の世代ではレコードと言えばLP(エルピー)が当たり前。
まだ100枚以上もっているよ。プレイヤーを処分したから、聴けないけど。
LPレコードがわからない人がいるかもしれない…

レコード - Wikipedia

 

それ以前はSP(エスピー)と言う重くて分厚い円盤だった。
SPレコードについてはこちら。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89#SP%E7%9B%A4

ぼくんちには蓄音機というのかな、ゼンマイで回す装置もあった。
当時もう使われてなかったからSPレコードで音楽を聴いた記憶はない。

 

ラジオか電蓄で音楽を聴いているのか、可愛い男の子の古い写真。

ラジオの下にレコードラックが見えるね。
たぶんSPレコードがしまってあるんじゃないかな。

ところでこの写真だれだって?
僕、善五郎幼少の砌(みぎり)。幼少は篤とよばれていた。

砌(みぎり)ってなんだ、わかんないって? 困っちゃうなあ。

砌(みぎり)とは
主に高貴と見なされる人物の、幼いころを意味する語。
砌とは「時」「頃」といった意味をもつ言葉である。
まあ、善五郎はお坊っちゃんだったということだ。

話がズレたね。ズレついでに

うちのレコードのラックにあったSPレコードは、浪曲とか演歌とか
そんなものが多かったみたいだけど。
細野晴臣の家にはジャズのSPがあって、聴いてたそうだから、
ずいぶん違う環境で育ったわけだ。
ジャズとかクラシックだったら僕の人生も変わったかな。

その後LPレコード時代になってから、
コンソール型のアンサンブルステレオと呼ばれた一体型のステレオ装置が流行、

その後LPレコード時代になってから、
コンソール型のアンサンブルステレオと呼ばれた
一体型のステレオ装置が流行、
その後にセパレートステレオと言う装置が流行ったんだよ。
「ステレオ」がどこのうちにもあったというか、かざってあった時代。

テレビ、ステレオ、ピアノ、それから百科事典とか文学全集とかは
居間にかざってある代表的なものなんだ。

いわゆるオーディオメーカーからサンヨーとか東芝、
松下とかの家電メーカまでこぞって作っていた記憶がある。

電蓄っていうか、ポータブルプレイヤーも流行ったよな。
ペラペラなソノシートや45回転のシングルを聴いたものです。

ステレオという単語も死語かもね。
ステレオ (stereo) は、
音響工学ではステレオフォニック (stereophonic,
英語版ではstereophonic sound) の略語であり、
左右2つのスピーカーで音声を再生する方式のことであーる。

なんでこんなことを言ってるかというと、
コンソール型のアンサンブルステレオが流行っていた、
その時代の工業デザインの美しさなんだよね。

それ以前の蓄音機は家具そのものだった。
http://www.ne.jp/asahi/radiomuseum/japan/dentiku1.html#%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%9B%BB%E8%93%84%E3%81%AE%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8A

ステレオ電蓄の流行と普及

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それと比べて、こちらはいかにも近代的な工業デザインといえないか?
どうだろう。

http://history-of-stereo.com/ensemble-stereo.html

 

こうして見てくると、ステレオは音楽を聞くというより「暮らしの道具」なんだという
思いが強くなってくる。

さてここで強引に冒頭の欅の一枚板デスク/テーブルにようやく戻るよ。

ちょっとだけコンソール型のアンサンブルステレオに似てない?

脚の転び角度とか意識したんだよ。まあ、自己満足みたいなものだからさ。
よかったらコンソール型のアンサンブルステレオを意識した
こいつ、欅の一枚板デスク/テーブルに会いに来てください。

日本の山で育った広葉樹 一枚板のテーブル展

2020年2月22日(土)〜3月8日(日)
10:00〜18:00
お休み:火曜・水曜
木曜日はご予約制となっております。ご連絡ください。
TEL:0120-55-2346

 

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