こんにちは。
松葉屋店主、善五郎です。
2019秋のギャッベ展は9月29日まで。
今回もたくさんの方にご来場いただき、ありがとうございます。
「こんなに気持ちよくてきれいな、
たくさんのギャッベをみたのははじめてです」
そんな瞬間に立ち会えて、私たちは最高に嬉しい言葉です。
ギャッベってこんなに気持ちが良いものなの?と実際にさわっておどろかれる方がいたり、
待ちに待ったお気に入りのギャッベを見つける方がいたり。
この機会に、イランの遊牧民たちがつくる
美しくてきもちのいいギャッベにふれてみてください。
松葉屋ギャッベのある暮らし インタビュー 01 2019秋
今回のブログでは、
善五郎と佳子が、松葉屋のギャッベと暮らす人に会いに行き、
インタビューをしたときのことをご紹介します。
※本インタビューは、
松葉屋が発行する冊子「ギャッベ 108の暮らし 2019FW」にて
ご紹介しているものです。
「ギャッベ108の暮らし」のバックナンバーもありますので、
ほしい方はこちらまでご連絡ください。
ご主人と柴犬との穏やかな暮らし …。
そんな日々を重ねて、松葉屋の暮らしの道具を大切に使い続けてくださっている K さん。
まだ幼かった息子さんたちが、ギャッベの上で、すやすやお昼寝をしていたこと。
毎朝、お仕事前のひとりの時間に、ギャッベの上でストレッチをしていることなど、
ありのままの「ギャッベのある暮らし」をお話しいただきました。
新しいギャッベに出会えたら、 今度は息子たちに、 買ってもらおうかしら(笑)
佳子:ギャッベを使われてから、暮らしの変化みたいなものって、何かありましたか?
Kさん:自己満足ですけど、やっぱり本当に気に入ったものだったから、妥協しなくてよかったなぁと思います。
人それぞれの価値観ではありますけど。決して安価なものではないですし、もっと高価なものもありますから。
佳子:大切に永く使っていただけて、私たちも嬉しいです。
Kさん:ほしいけど、安いものでもいいかなって、値段だけで取捨選択するよりは、やっぱり、本当に気に入ったものを暮らしに取り入れたいと思っています。意外と他のところで、無駄遣いを我慢できたりもしますからね(笑)。
あとは、うちの場合、主人がいい人で。私が選ぶことに何も言わないですし、毎朝のことも、自分が仕事 へ行く前なのに、私が家事をせっせとやっていても、何ひとつ文句を言わないでいてくれます。 ふつうだったら、きっといやだと思いますよね、 自分がこれから仕事へ行くっていうときなのに(笑)。
佳子:ご主人のやさしさも、K さんのギャッベ を観る感性も、本当に素敵ですね。
Kさん:いえいえ、そんなことないですよ( 笑 )。 でも、本当に主人には感謝しています。
ギャッベもそうですけど、大切にしないといけませんね。 これから先、もしまた、いいギャッベに巡り合えたら、息子たちに買ってもらおうかな、なんて(笑)。
佳子のあとがき
東京へ二カ所、毎月家庭訪問するお話には、胸が熱くなりました。Kさんの息子さんへの愛情が、行 動にあらわれているなーと思って。そんなお家の家族の一員になった愛犬のヒロくんも、松葉屋の家具も、 ギャッベも幸せそうでよかったなーと、しみじみ幸福感で満たされた訪問でした。
お茶を出してくださったとき 手作りのオレンジピールのこぼれ話を
佳子:オレンジピール、いい香り。
Kさん:いつも時期に大量に作って冷凍して、バレ ンタインにはチョコをかけて配りまくって…。
佳子:柔らかくて、甘みもちょうどよくて、
佳子、善五郎:美味しいです!
佳子:たべると体がよろこんでる感じがする。体に もよさそう。
Kさん:そうそう、甘みも抑えてるから。
佳子:どうやって作るんですか?
Kさん:時期は二月ごろなんだけど、夏みかんがいいのじゃないと。「きばる」っていう九州の水俣の辺のもの。
「きばるの甘夏」って有名なんですよ。他のでは作れない。
佳子:味がちがうんですか?
Kさん:他のは、なんかこわくて、皮のワックスが心配で。 「きばるの甘夏」は農薬を極力控えてノーワックスで作ってて。 水俣って大変なことがあったから、自分たちはそ ういうことがないように安全なものを作ろうって始めたことみたいですよ。
佳子:そういうところのだから、かえって安心なんですね。
Kさん:私は皮を厚くむきたい。そうするとじわっとくるじゃないですか。
これがいやって言う人もいるんだけど、私はこっちメインで。
佳子:苦味がいいですよね。
Kさん:そうそう。
佳子:自分で作ると、自分のいいように作れますもんね。
Kさん:好きなサイズに切って、ゆでこぼして洗って。ゆでこぼすと、オレンジパワーでシンクがきれいになる。
佳子:えー!そうか。やるしかない。
Kさん:グラニュー糖で煮詰めるんですけどね、家じゅういい香りがして、それだけで幸せですよ。あっ、元気になってるって。
佳子:ですよね。私もそういうことで幸せになれちゃう。
Kさん:こどもも、お母さん煮てるって。
佳 子:豊かで贅沢だなぁって思います。 おいしいのたべられるし。私も足湯しようと思って、柚子とライム、レモンを輪切りにしてお湯を入れたら、フワーって家じゅう柚子のいい香りで。こどもたちも「いい匂いするー!」って足を入れにきて。
Kさん:自然な香りでいいですね。
佳子:あの時すごい幸せだったんですよ。こういう日常っていいな、香りが部屋じゅうに漂っている時の家族の幸せな気分が。みんなも機嫌がよくなるし。
Kさん:男の子って言わないじゃない。言わなくても感じてくれてたと思う。
佳子:そうそう、そうだと思う。ちょっとしたことなんだけど、お母さんが何かしてくれてるって、こどもたちの記憶がね。
Kさん:あってもらいたいけど、どうかな ( 笑 )。
佳子:絶対あると思う。
Kさん:息子たち、オレンジピール昔は食べられなかったけど、今はよろこんで食べてます ( ヒロく んが寄ってきてオレンジピール、たべたそう )。
おわり
インタビュー01はこちらから
大地と空、火と草色のじゅうたん
『ゾランヴァリ・アートギャッベ展』
2019年9月14日(土)~29日(日) 10:00~19:00
*会期中、9/19(木)と9/25(水)はおやすみをいただきます
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