こんにちは、スタッフの池田です。
先日、お持ちの古いスツールに鹿革を張ってもらえないかという
ご相談をいただきました。
相談をしてくださった群馬県のS様は
松葉屋の鹿革の小椅子を使ってくださっていて
その雰囲気がとっても気に入って
お家の倉庫に眠っていた年代物のスツールにも
鹿革が張れないか・・・
と思ったそう。
早速送ってくださったスツールは
とっても味があります。
思わず何枚も写真を撮ってしまいました。
楢の木でつくられていて
とってもしっかりしています。
所々、塗装がはがれていても
それが味になっていて
とっても良い雰囲気です。
木部の経年変化したところは活かして
汚れだけキレイにして座面は鹿革を張ることになりました。
塗装をし直すという選択肢もあったのですが
そうすると、きれいになって、新しいもののようになるので
それは、それで気持ちがいいのかもしれないのですが。
せっかくの経年変化の味わいを消してしまうのは
「もったいない!」
ということで、味わいは残しつつ
仕上げることになったのです。
思わず写真をたくさん撮りたくなる
素敵な仕上がりでした。
かわいらしいですね。
使われず眠っていたスツールが
とっても素敵に変身して
S様もよろこんでくださいました。
年月が経った木の良さは
新しくつくったものとは違った味わいがあります。
少し手を入れて、また使い続けることのできるものになるというのは
良いなあ、としみじみと感じました。