「一生使える学習机」 こどもが家で勉強する場所はどこですか?

「一生使える学習机」
こどもが家で勉強する場所はどこですか?

小学校入学時に学習机は必要でしょうか。
こんな問いが、最近話題に上るようになりました。

「学習するために机は必要でしょ」
「学習机は子ども部屋の必須アイテム」
そういうあたりまえに思えることを、一度考え直してみる。
そんな作業をしてみることも必要なのかも。

一生使える学習机

学習机はいつ頃、本当に必要になるのか?
勉強はどこでするのがよいのか?

まずは、家族が一緒に成長するために必要な
環境について。
親子の生活環境について多くの考察をされている
日本大学准教授で建築家の篠原聡子先生は、

「子育て時期、特に中学生くらいまでは、
空間・時間・情報を、どれだけ共有できるかが、
その後の家族関係に大きく関わる。」と述べています。

子どもも親も安心できる場所での学習には、
それだけで意味があるのかもしれません。

でも、リビングで勉強すると部屋が片付かないし
子どもも気が散ってしまうのでは?
という疑問を聞くことがあります。

けれどリビングという、みんなと共有する場所で、
親や他人の目を意識しながら自分の「立ち居振る舞い」
を自らコントロールする、ということは、子どもの
社会性を育んでいくためにも重要なことです。

また、旭化成のくらしノベーション調べによると、
子どもがリビング・ダイニングでしていることの
第一位は「テレビなどをみる」ですが、
第二位は「勉強や宿題をする」で、
合わせて88.5%にもなります。

ここで考えたいのは「部屋取り」ではなく
「間取り」ということ。

「区画した面積を取り合う」のではなく、
「人と人との間を取りながら、うまく自分の居場所を
作っていく知恵」だと思います。

人は成長し、変化します。
同じように、変化に応じた「住まい方」もあるはずです。
新入学を控えた子どもとの過ごし方、
学校に通う子どもとの間合いの取り方。

最近よく、「頭の良くなる…」といったような、
学力向上に主軸をおいたような本でも、
「リビング学習」
の優位性をうたっている例が多くみられますが、
子どもの社会性を育てること、
親子のコミュニケーションによる信頼感が、
ひいては学力も上げていることに
つながっているのでは、と感じます。

リビング学習について、
いろいろな意見を見ることができるホームページとして、
ベネッセ教育情報サイトなど参考になるかもしれません。

【年齢別子ども部屋の作り方】
小学校低学年は居間を勉強スペースに
https://benesse.jp/kosodate/201603/20160329-2.html

リビング学習の長所と短所【教えて!親野先生】
https://benesse.jp/kyouiku/201412/20141224-5.html

リビング?勉強部屋? 受験生はどこで勉強するの?
https://benesse.jp/kyouiku/200712/20071204-2a.html

ママ住ま
子どもが自然と勉強をする家
http://www.mamasuma.jp/market/kids/20110413174318.html

一生使える学習机

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