こんにちは、スタッフの池田です。
かつらの木は
葉っぱは丸いハート型
少し薄いので
日が透けて
新緑の今頃は
とてもきれいな木陰をつくっています。
そんなカツラの木は
材になるととても素直で
木工向き。
針葉樹ほど柔らかくはなく
山桜ほど硬くない。
いろいろな種類の木の中でも中間の硬さです。
杢目もガサガサしたところがなくて
削っていてもバリッと割れてしまう事もないので
本当に素直だなぁ、と感心してしまいます。
松葉屋の開催する森へいくツアーの
木工でもカツラの木は大活躍。
硬い山桜や楓でつくるスプーンやバターナイフも
とってもスベスベしていて
美しい物ができるけれど
木工が初めてだったり
あまり力がないこどもたちには
硬くてなかなか刃がたたず
途中で手が痛くなって
挫折してしまう・・・
ということも。
ほどよく刃が入って
思う形がつくり易いカツラの木。
優しい杢目は、出来上がったものもとても暖かい雰囲気になります。
初めて木を切り、削って
ひとつのものをつくり上げる楽しさと達成感を
教えてくれるのが
カツラの木なのかな、と思います。