【一枚板テーブル】輪ジミについて
こんにちは、松葉屋家具店スタッフの斎藤です!
急に暑くなったり寒くなったり、風邪をひきやすい時期ですので、みなさん気をつけてくださいね!
今年の松葉屋は秋のイベントが立て込んでいるので、スタッフ一同気を引き締めて万全の体勢で毎日臨んでいます!
さて、今日は一枚板にできる「輪ジミ」についてのお話です。
松葉屋の一枚板は自然オイルで仕上げています。
このオイルは植物性のため木との相性も良く、塗膜をつくらないため木肌が呼吸することができる上、乾燥を防ぐことで美しさを保っています。
ですが、塗膜をつくらないことから、コップやお茶碗などの水滴と反応し一枚板の表面に輪っか状のシミができます。
それをわたしたちは「輪ジミ」と呼んでいます。
せっかくの一枚板。美しいものを美しいまま残したいというのは人の心情。
シミひとつない状態のまま使っていただけるというのは、とても嬉しいことです。
ですが、日常生活で使っていると、どうしてもこの輪ジミというのはできてしまうものです。
・・・考えてみてください。
日常生活で使っている以上、仕方のないことなのです。
輪ジミも言わば、家族が一枚板テーブルを使った痕跡。家族の思い出です。
決して悪いことだけではないと思います。
一枚板も人間と同じで、変化しながら成長していくということを教えてくれているのではないでしょうか。
樹齢200年の一枚板には、そうやってできた輪ジミも家族の一部として受け入れてくれる大きな器があるのです。
また、輪ジミ程度であれば、程度によりますがメンテナンスでいつでも消すことができますので、定期的なお手入れで美しいまま使い続けることも可能です。
調べてみたら過去の松葉屋ブログにメンテナンスについてこんな記事を見付けました。
ご参考にしていただけたらと思います。
松葉屋にはあえて輪ジミを残した一枚板テーブルのサンプルもございますので、お気軽にスタッフまでお声掛けください。
良いものを永く使う。そのお手伝いが少しでも松葉屋にできればと思います。
2014/09/17 | 100年使う家具
関連記事
-
-
広葉樹一枚板テーブル『山桜と楠とか展』開催中です
こんばんは、スタッフの須坂です。 4連休最終日となり、 昨日ま...
-
-
欅の大きな一枚板お届けしました。 滋賀県長浜市「手打ちそば 掌山さま」
こんにちは、スタッフの池田です。 2月のはじ...
-
-
オーダーの家具づくり 物の時間の話
こんにちは、スタッフの池田です。  ...
-
-
地産地消の家具製作ってどういうこと?
こんにちは 100年間の店主、滝澤善五郎です。  ...
-
-
一枚板のテーブルができるまで03「直し、繕い、永く使い続けてもらうために」
おはようございます。100年家具店主、善五郎です。 ...
新着記事
-
-
贈り物を入れる手作りの箱
こんにちは、スタッフの須坂です。 松葉屋の中で万屋(よろず屋)的...
-
-
広葉樹一枚板テーブル『山桜と楠とか展』開催中です
こんばんは、スタッフの須坂です。 4連休最終日となり、 昨日ま...
-
-
今日も椅子を仕上げます。
こんにちはスタッフの須坂です。 朝晩心地よい風になってきました。...
-
-
ギャッベ 水拭きでさっぱり
こんにちは、スタッフの池田です。 そろそろ梅...
-
-
雨がシトシト、梅雨色のギャッベ
こんにちは、スタッフの池田です。 一日中こま...
前の記事: オーダ家具 木材の基礎知識 その2 「樹木の成長と木材の各部の名称」
次の記事: Bridge展はじまりました!