息子のシックハウス体験

現在、成人した長男は、小さいときからアトピーでした。息子が6歳の時に、家を新築しました。期待いっぱいに引っ越ししたその夜から、息子の咳き込みがはじまりました。引っ越ししたばかりで、まだ家具もなく、和室の畳の上にふとんだけ敷いての初めての夜でしたが、ぜんそくのように激しく咳き込む息子の姿は、端から見ていて怖いほどでした。

昼間保育園に行っているときは、そんな症状はなく、家に帰ってくると激しい咳き込みが起き、私たちは困惑するばかりでした。息子が大きくなるにつれ、症状は軽くなり、私もほっとしましたが、結局、咳き込みの原因は家の建材などから発生する化学物質でした。いわゆる家原病(シックハウス症候群)だったのです。

住宅の建材などは、現在法整備も進み、シックハウス症候群や化学物質過敏症などに配慮した仕様になっています。ところが家具に関してはまだ改善が不十分というのが現状です。

住宅せっかく自然素材の家を建てたのに家具が原因で症状がでることもあるのです。

「一生使える学習机ってなんだろう」滝澤善五郎著 より

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