栗の一枚板を 拭き漆仕上しました。
日頃、実を食べることで日本人になじみのある「栗」。
遺跡出土の遺物から
縄文時代の建築材や燃料材は栗が大半であること、
日本のクリは、縄文時代人の主食であったそうです。
驚くほど栗と日本人の付き合いは古いんですね。
また、青森県の三内丸山遺跡から出土したクリの実のDNA分析から、
縄文時代にはすでに本種が栽培されていたことが
わかっているそうですから、びっくりです。
しかし、テーブル材として、こんなに大径な材は稀有ではないでしょうか。
希少なうつくしい栗材を、拭き漆で仕上げました。