こんにちは、スタッフの池田です。
本日、座卓の修理のご依頼をいただいていました
お客さまへお届けにあがりました。
代々ずっと使い続けていた古いものということで
お客さまとご家族の思い出がたくさんつまった大切な机です。
脚の形もとても素敵で、今回の補修は
座卓表面の割れてしまった板を張り替えて
塗りは、もともとの脚の色に合わせるかたちで
なるべく面影を残して再生しました。
直って、すべすべになった座卓を見たお客さまが
「きれいになるんですね」と。
もともとあった木の活かせる部分は残して使用しているので
杢目が同じところがある。とお客さまにも喜んでいただけました。
木の家具は、直す事ができます。
思い入れのある家具だったらなおさら
永く使う方法を考えたいですね。
「兄はきっと、きれいになりすぎて最初は気づかないかもしれない。」
「母も喜んでいると思います。」
と、うれしい言葉をたくさんいただきました。
何十年と一緒に過ごした座卓が、これからまたお客さまと生活をともにできる。
その橋渡しが出来た事がとてもうれしい体験でした。