座り心地の良い木製椅子の選び方・座り心地と人間工学: 肘掛け高さと上腕角度の重要性

座り心地と人間工学: 肘掛け高さと上腕角度の重要性・座り心地の良い木製椅子の選び方

こんにちは。松葉屋家具店です。自然素材の温もりが感じられる木製椅子は、無垢材ならではの質感と経年変化が魅力です。せっかく新築やリフォームで一枚板テーブルなど本物志向の家具を迎えるなら、それに合わせる椅子も座り心地の良いものを選びたいものです。今回は、専門的な視点から「座り心地の良い木製椅子の選び方」を考えてみましょう。特にダイニングチェアの肘掛けの高さと上腕の開き角度に焦点を当て、人間工学的なポイントを丁寧に解説します。椅子選びの参考基準として、松葉屋家具店ならではの視点でお届けします。

木製椅子の座り心地を左右する人間工学ポイント

木製椅子の座り心地にはさまざまな要素が影響します。座面の高さや奥行き、背もたれの角度や形状、クッションの有無など、多くのポイントがあります。その中でも肘掛け(アームレスト)の高さと上腕の開き角度は、意外と見落とされがちですが姿勢や快適性に大きく関わる重要な要素です。

肘掛け(アーム)の高さ – 肘掛けの高さが合っていないと、肩や腕に余計な負担がかかります。高すぎれば肩がすくんでしまい、低すぎれば肘を支えられず腕が疲れてしまいます。適切な高さの肘掛けは、座ったときに肘を無理なく預けられ、肩の力を抜いてリラックスできる姿勢を支えてくれます。

上腕の開き角度 – 椅子に座った際、上腕(肩から肘まで)が体幹からどのくらい開いているかという角度です。これは肘掛けの横方向の位置(いわゆる肘掛け間の幅)によって決まります。上腕の開きが大きすぎても小さすぎても、肩や首に負担を与え、長時間座ったときの快適性に影響します。自然な角度で腕を置ける椅子は、それだけで姿勢が安定し、疲れにくくなるのです。

以上のポイントを踏まえ、以下で詳しく見ていきましょう。

肘掛けの高さが身体に与える影響

皆さんはダイニングチェアを選ぶ際、「肘掛けの高さ」を意識したことはありますか?肘掛けの高さは、実は肩や腕、そして全身の姿勢に深く関係しています。ここでは肘掛け高さの人間工学的な影響と、適切な高さの目安について説明します。

肘掛けが高すぎると…肩や首への負担に

ダイニングチェアに腰掛けたとき、肘掛けが高すぎるとどうなるでしょうか?自然に肘を置こうとすると肩が上がってしまい、肩や首周りの筋肉が常に緊張した状態になります。この姿勢が続くと肩こりや首のこりの原因になってしまいます。肩がすくんだ姿勢ではリラックスして食事や会話を楽しむことも難しく、長時間座ると疲労感を強く感じます。

一般に、**肘掛けの理想の高さは「肘を真っ直ぐ下ろした位置より少し高め」**です。つまり、背筋を伸ばして座ったときに腕を自然に垂らし、その肘の位置よりやや上に肘掛けがあるくらいがちょうど良いのです。肘掛けが高すぎると感じる場合は、一度深呼吸して肩の力を抜いてみてください。その状態で肘掛けに肘を置けない(肘掛けの方が明らかに高い)ようであれば、その椅子は肘掛けが高すぎる可能性があります。

肘掛けが低すぎると…支えられない腕が疲労する

では逆に、肘掛けが低すぎるとどうでしょう。肘掛けに腕を載せようとしても高さが足りず、結局テーブルに手を置いたり膝の上に腕を置いたりする姿勢になりがちです。肘掛けが低すぎると腕の重みを十分に支えられないため、時間とともに腕や肩がだるく感じたり、上半身を支えるために腰やお尻へ余計な負担がかかったりします。肘掛けは本来、腕の重さを預けて肩や背中の筋肉を休ませる「受け皿」の役割です。それが低すぎると役目を果たせず、かえって姿勢が崩れて前傾になったり、猫背の原因にもなります。

肘掛けが低すぎる椅子に座った場合、無意識のうちに身体が前かがみになり、肘掛けではなくテーブルについ肘をついてしまうこともあります。「姿勢を正そう」と思っても長く保てないときは、椅子自体の肘掛け高さが合っていないことも疑ってみてください。

ポイント:適切な肘掛け高さの目安

肘掛けの高さは高すぎても低すぎても良くないということをお話ししました。それでは具体的にどのくらいの高さが適切なのでしょうか?目安としては、座面に腰掛けた状態で肘を曲げずに下ろし、その肘頭がくる高さよりも数センチ上が理想です。肘を自然に垂らした位置から少し腕を持ち上げるとリラックスして肘を預けられます。このとき肘の角度(上腕と前腕のなす角度)はほぼ90度前後になります。

ダイニングチェアの場合、テーブルの高さとの兼ね合いも考える必要があります。一般的なダイニングテーブルは高さ70cm前後が多く、チェアの肘掛けはだいたい床から60~65cm程度に設定されていることが一般的です。例えば座面高が42cm程度の椅子であれば、肘掛けまでの高さが約18~20cmあると、トータルで60cm前後となりテーブル下に収まりつつ肘も支えられる計算になります。もちろんこの数値は平均的な目安ですので、身長や腕の長さによって感じ方は変わります。ご自身が座ったときに「肩の力を抜いて肘がちょうど乗る高さ」――これが適切な肘掛け高さです。

オフィスチェアの分野では、肘掛け高さは調整機能がありますが、その場合も肘が肩より下がりすぎず上がりすぎず、リラックスできる高さに合わせることが推奨されています。固定式の肘掛けでも、この「肩の力が抜ける位置」に肘が来ることが重要です。

上腕の開き角度が姿勢・快適性に与える影響

続いて、上腕の開き角度についてお話ししましょう。「上腕の開き角度」とは少し専門的な表現ですが、簡単に言えば体の脇をどのくらい開いて腕を置くかの角度です。肘掛け付きの椅子では、この角度は肘掛け同士の間隔(椅子のアームの内側の幅)によって決まります。人間工学的に見ると、この上腕の開き角度も座り心地に大きく影響します。

肘掛けの幅と上腕の角度:理想は「肩の真下に肘」

人間の自然な姿勢を考えると、肘(肘関節)が肩の真下にくる位置、つまり上腕がほぼ垂直に下りた姿勢が最も無理のない状態です。肘掛けの幅が適切な椅子に座ると、肘がちょうど肩の直下、身体のすぐ脇に収まるので肩や腕の筋肉がリラックスできます。

一方、肘掛けの間隔が広すぎる椅子だと、肘を外側に開いておかないと肘掛けに届きません。肘を広げすぎた姿勢では、上腕が体から大きく離れるため肩や首の筋肉が引っ張られ、長時間では痛みや疲労を感じやすくなります。逆に肘掛けの幅が狭すぎる場合(あるいは肘掛けが無い場合も)、肘を身体にぴったりと寄せたり前に抱え込むような姿勢になり、これも不自然です。肘を身体にくっつけすぎた姿勢では、肩が内側に丸まりやすくなり(いわゆる巻き肩の姿勢)、肩甲骨周りの血流や腕の動きにも影響が出てしまいます。

理想的な上腕の開き角度は、専門的には個人差もありますがほぼ0度(真下)を中心に、わずかに開く程度とされています。ある研究では、椅子の背もたれ角度を変えても人は上体に対する上腕の角度を±7.5度程度の範囲でほぼ一定に保とうとするという結果が報告されています。これは、どんな姿勢でも人間が自然に感じる腕の開き具合には限度があり、体が無意識に「楽な角度」を維持しようとすることを示唆しています。

椅子デザインに見る上腕角度への配慮

優れた椅子のデザインでは、この上腕の開き角度にも配慮がされています。具体的には、平均的な体格の人が座ったときに無理なく肘が置けるよう、肘掛けの内側の幅が設定されています。日本人女性の場合、肩幅や体格は男性や欧米人に比べて小柄なことが多いため、肘掛けの幅が広すぎる椅子では「肘掛けに肘が届かない」「肘を張って疲れる」といったことになります。逆にコンパクトすぎる椅子では窮屈に感じてしまいますから、デザインごとにそのバランスは綿密に考えられているのです。

たとえば、オフィスチェアでは肘掛けの幅をスライド調整できる製品もあります。それは幅を最大10cm程度調整できれば大半の人に適合するとの研究データに基づくそうです。木製のダイニングチェアなど固定の肘掛けでは調整はできませんが、その代わりにサイズバリエーションを設けたり、座面幅を広めにとって体格差に対応できるようにしたりといった工夫が見られます。

肘掛けの高さと同様、肘掛けの幅(上腕の角度)は「肩の力を抜いたときに肘が自然に置ける位置」であることが理想です。お店で椅子に座る際は、肘掛けに両肘を置いてみて肩周りに余計な力が入っていないか確認してみてください。脇が開きすぎていないか、逆に窮屈でないかを感じてみると、その椅子が自分に合った幅かどうか判断しやすくなります。

欧米と日本人の体格差による椅子デザインの違い

椅子の寸法について考えるとき、欧米と日本人の体格差も見逃せないポイントです。海外デザインの素敵な椅子を取り入れたいと思っても、「なんだか座った感じがしっくりこない」と感じることがあります。それは多くの場合、椅子自体のサイズがご自身の体格に合っていないためです。欧米のメーカーが作る椅子は、平均身長の高い海外のユーザーに合わせて、日本の標準より大きめの寸法になっていることがよくあります。

例えばダイニングチェアの座面高を比べてみましょう。一般的に日本メーカーの椅子は座面高さ40~43cm程度が多いのに対し、欧米の椅子では45~47cmといった高さのものが珍しくありません。テーブルの高さも、日本では70cm前後が標準なのに対し欧米では75cm前後と高めです。この差はまさに平均身長や生活習慣の違いによるもので、欧米サイズの椅子に日本人(特に小柄な女性)が座ると「足が床にしっかり届かない」「肘掛けが高すぎて肩が上がってしまう」といった不具合が生じやすいのです。

実際、「憧れて購入した海外デザインの椅子に座ったら足がぶらついてしまった」という話も耳にします。靴を履く文化の欧米では室内でも靴のまま椅子に腰掛ける場面が多く、その分高さが必要になるという背景もあります。一方、日本では素足やスリッパで過ごすことが多いため、同じ高さの椅子では高すぎてしまうわけです。

また、肩幅や腰掛けた時の体の厚みなども若干異なるため、肘掛け間の広さや座面の奥行きにも違いが出てきます。欧米のダイニングチェアやアームチェアはゆったりとしたサイズ感のものが多く、日本人には「大きすぎる」と感じる場合があります。そのため近年では、名作椅子でも日本向けにサイズを調整したモデルが作られることがあります。有名な例では、デンマーク製のYチェア(CH24)という名作椅子は、世界標準では座面高45cmですが、日本向けに座面高43cmの仕様が用意されています(2016年以降、世界共通サイズは45cmとなり、43cmはオプション扱い)。これはまさに日本人の体格に合わせて座りやすくするための配慮です。

椅子選びにおいて「デザインが気に入ったから」とサイズを妥協するのは禁物です。特にダイニングチェアは日常的に長時間座るものですから、体に合わないサイズだと疲れや違和感の原因になります。欧米製の椅子を検討する際は、カタログや展示で寸法をよく確認し、日本人の自分や家族にフィットするかを見極めましょう。わずか1~2cmの差でも座り心地が大きく変わることもあります。逆に「海外のデザインがどうしても好き!」という場合は、フットレスト(足置き)を使って高さを補うなどの工夫で対応する手もあります。

木製椅子ならではの構造と設計上の工夫

ここまで肘掛けの高さと上腕角度について述べてきましたが、そもそも木製椅子にはオフィスチェアのような調節機能が付いていない場合が大半です。そのため、木製椅子のデザイン段階で、人間工学に基づく細やかな寸法設定や構造上の工夫がなされています。

調節機能がない木製椅子の構造

高さ調節レバーやリクライニング機能が付いたオフィスチェアとは異なり、無垢材を使ったダイニングチェアやリビングチェアは基本的に固定された寸法と角度で設計されています。座面の高さ・奥行き、背もたれの傾斜角度、肘掛けの高さと幅など、一度作られたら変えられない要素ばかりです。だからこそ、製作段階でそれらが「多くの人にとって快適なバランス」になるよう計算されています。

例えば背もたれの角度一つとっても、食事や作業をしやすいようにやや前傾気味の角度にする椅子もあれば、リラックス重視で後傾角度を大きくとる椅子もあります。用途に応じて「腰掛けたときの理想的な姿勢角度」が異なるため、家具デザイナーや職人は狙った用途に最適な傾きを割り出しています。肘掛けについても同様で、「立ち座りの支え」としての役割を重視して少し高めに作る場合もあれば、「座っている間に腕を休める場」として高さや前後位置を細かく検討する場合もあります。実際、木製椅子の人間工学研究では肘掛けの最適な位置(高さや前後のポジション)を計測し、用途別に分析する試みも報告されています。そうした知見がデザインに活かされることで、調節機能がなくても快適に座れる椅子が生まれているのです。

人間工学に基づく設計上の工夫

前述の通り、固定構造の木製椅子ではミリメートル単位での設計の工夫が座り心地を左右します。具体的な工夫の例として、以下のような点が挙げられます。

座面形状とクッション性: 長く座っても疲れにくいよう、座面は平らすぎず適度にお尻の形になじむカーブを持たせたり、硬すぎず柔らかすぎない絶妙な硬さにしたりします。木製でも座面に布張りや革張りのクッションを入れるデザインも多く、体圧を分散させる工夫がされています。

背もたれのカーブ: 背骨のラインに沿うように曲面をつけ、特に腰椎部分をしっかり支える形状がとられることが望ましいです。木製の椅子でも背もたれの板やスポーク(桟)を人体曲線に合わせて曲げ加工してあるものがあります。腰が当たる位置を厚くしたり、逆に肩周りは動きを妨げないよう平らに開放した形状にするなど、部分ごとに工夫されたデザインもあります。

肘掛けの角度と長さ: 肘掛け自体の形にも配慮があります。肘を乗せたとき前腕が自然に置けるように、肘掛けがわずかに外側へ開く角度で取り付けられているものや、肘から手首にかけて充分な長さが確保されているデザインもあります。これにより、腕全体を預けてリラックスでき、肘一点に圧力が集中しないようになっています。

サイズバリエーション: 高級な椅子やオーダーメイド椅子では、同じデザインでサイズ違い(座面高さ違いや幅違い)を用意したり、製作時に体格に合わせて寸法を調整できる場合もあります。松葉屋家具店のように国内産の無垢材家具を扱うお店では、お客様の体格やお好みに応じて最適な一脚を選べるよう、国産メーカーのサイズ展開モデルなども積極的にご紹介しています。

このように、調整機能が無くても設計段階の工夫次第で「ちょうど良い」座り心地を実現できるのが、職人技の光る木製椅子の魅力です。表からは見えにくい部分ですが、座り比べるとそうした計算された違いに気付くことでしょう。

「座って確かめる」ことの大切さ – 体格に合った椅子選びのポイント

最後に強調したいのは、椅子選びでは実際に自分で座って確かめることが何より大切だということです。人それぞれ体型や骨格、筋力や癖などが異なるため、カタログスペック上は理想的に思える椅子でも、必ずしも全員にフィットするとは限りません。40〜60代の女性の中には、「一般的な標準サイズの椅子だとどこか合わない」と感じる方も多いことでしょう。それは決してわがままではなく、ご自身の体格に合った椅子を探すうえで大切な感覚です。

実際に座る際のチェックポイントをいくつか挙げますので、参考にしてみてください。

足が床にしっかり着くか: 座ったときにつま先しか届かない、あるいは膝が直角以上に突き上がる(椅子が低すぎる)場合は、高さが合っていません。膝がほぼ90度程度に曲がり、足裏全体が床について安定する高さが望ましいです。

膝裏や太ももが圧迫されていないか: 座面の奥行きが深すぎると、背もたれに寄りかかった際に膝裏が圧迫されがちです。深く腰掛けた状態で、膝裏に指が2~3本入る余裕があると良いと言われます。逆に浅すぎて太ももの支えが足りないと感じる場合も注意です。

背もたれに違和感はないか: 背もたれに寄りかかったとき、腰や背中がしっかり支えられて楽かを感じてみましょう。腰が浮いてしまう場合はクッションを入れる手もありますが、本来は自然にフィットする形が理想です。肩甲骨あたりまで支えがあるかどうかも、長時間座る椅子では重要です。

肘掛けの高さ・幅はちょうど良いか: 本記事のテーマである肘掛け部分です。両肘を預けてみて、肩の力が抜けリラックスできる高さかどうか確認しましょう。肘掛けに寄りかかってみて、肘の角度がきつすぎたり(肩がすぼまる感じ)反対に広げすぎたりしないか、上腕の開き具合もチェックしてください。違和感があれば、その椅子は残念ながら体格に合っていない可能性があります。

座った姿勢での目線・手元の高さ: ダイニングチェアであれば、座ったときのテーブルとの高さ関係も大事です。料理をとったりおしゃべりするのに前かがみになりすぎないか、逆に高すぎて食べにくくないか。肘掛け付きならテーブルに干渉せず収まるかどうかも含め確認しましょう。

こうした点を総合的に見て、「これなら長時間座っても楽だな」と思える椅子に出会えたら、それがあなたにとって座り心地の良い椅子です。数値データや一般論も大切ですが、最終的にはご自身の体が正直に感じるフィット感が答えになります。

松葉屋家具店からのご提案

松葉屋家具店では、国産の無垢材家具を扱う専門店として、実際に座り比べて選べる場を大切にしています。私たちは日々、多くのお客様の「座り心地」に関する声を伺い、国内メーカーや職人と情報共有しながら、より快適な家具選びのお手伝いをしております。肘掛け高さや座面寸法など、本記事で触れたようなポイントは当店が椅子を製作・選定・ご提案する際の重要な基準です。

「座り心地の良い木製椅子」は、一生ものの家具になり得ます。天然木の風合いを楽しみながら、体に寄り添うような快適な椅子が見つかれば、日々の暮らしの満足感もきっと高まることでしょう。ぜひ一度、店頭で実際に木製椅子の座り心地を体験してみてください。肘掛けの高さに腕を預けてホッとできる感じ、上腕の開き角度がちょうど良く肩の力が抜ける感じを、ぜひ実感していただきたいです。

皆さまの椅子選びが成功し、末長く「この椅子にして良かった」と思っていただけるよう、松葉屋家具店スタッフ一同、心を込めてお手伝いいたします。本物志向の木製椅子で、快適なくつろぎの時間をお楽しみください。

 

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