スタッフの須坂です!
本日、展示用の椅子を直してみました。
背もたれのこの部分、
机に当ててしまったり手が触れる場所なので、
何かと傷になってしまうコトが多い箇所です。
今日はご家庭で奥様でもDIYできる方法を
お教えします。
まず、水をたっぷりと含ませた布を傷口に当て、
その上からアイロンを当てます。
それを何度か繰り返すと、蒸気で傷口がふくらみ
ヘコミが少しずつ戻っていきます。
繊維を傷つけている場合は戻りずらいので
頃合いをみて止めます。
そして#400のサンドペーパーで磨きます。
大切な椅子にペーパーを当てるのはかなり勇気がいりますが、
心を決めていざ磨きます!
一部だけでは仕上がりに違いが出てしまうので、
関連する場所はすべて磨きます。
あっちも、こっちも、そっちも、
そして結局ほぼ磨くことになりました…。
あとは塗装をします。
今回使用した塗料は
ドイツのリボス社の”アルドボス”
という自然塗料を使いました。
ボロ切れに少しつけて良く延ばします。
すると艶が戻りました!ホッと安心…ではどんどん塗ります。
この通り!
背もたれや、擦れの多い肘掛けも美しく蘇りました。
何だかこの椅子との関係がより深まったような気がして
明日から余分に磨いてしまいそうです。
もし、分からないなあということや
塗料や道具がないんだけど、という方は、
お気軽にご相談ください!