100年家具が生きている現場―長野県須坂東高等学校様―
松葉屋通信 2010.12.10より
「百年家具」を掲げる松葉屋としてうれしい依頼が昨年度末にありました。
「昭和2年のラベルと松葉屋のプレートが貼ってある家具がある。修理したいので、相談にのってもらえないか?」
お話を頂いたのは、長野市にあり、創立92年の歴史ある高校の教頭先生からでした。
緊張しながらも、まずは家具を見せてもらうことに。今から83年前に先々代の作った家具です。なんだか「ジーン」としてしまいました。「この家具は、絶対に松葉屋が修理する!」
百年家具と言っても何のメンテナンスもなく使い続けられるものではありません。些細な不具合が、修正できないばかりに処分される家具のなんと多いことか。そんな現代の中で、こうやって使い続けていただけたことや、更に、これからも使い続けることができるよう、修理依頼が頂けたことは、本当に嬉しい限りです。
加えて、デザインや仕事に対する責任を表したプレートの存在も松葉屋にとって大きな財産であることを再認識した仕事になりました。
2013/03/21 | 松葉屋通信ダイジェスト, 活動
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