こんばんは、スタッフの池田です。
新しい松葉屋通信にも掲載しましたが
1月のあたま、年明け早々に行った
戸隠の森での様子をお伝えします。
まず、なぜ森に行ったかというと
松葉屋では、今年の6月に「森へいくツアー」を計画しています。
その下見と、案内してくださるラポーザの荒井さんとの
打合せを兼ねて森へ出かけました。
戸隠という場所は
昔は海で、隆起してできた地形で
飯縄山と戸隠山に挟まれた森はお椀型をしていて
水が豊富な湿地があったり、標高がぐっと高くなったり
という起伏に富んだ地形のため
様々な植物が育ちます。
普通、湿地というと草が生い茂る「湿原」のようなものが多いのですが
戸隠は森林性の湿原。ということで
水を好む樹々が生息している場所があったり、
針葉樹と広葉樹が混ざった混合林の自然林なので
針葉樹に巣をつくり
広葉樹の実を餌とする
鳥が多くやってきます。
水が豊富な場所というのは、餌になるものも多いので
植物だけでなく、動物の種類も多様になるということ。
1月の森は、人の身長ほどの雪に覆われ
晴れてはいても、風が強く
遠くからだんだんと近づいて来る風の音に
普段生活している時には聞かない「音」を感じました。
「音」の中には
木が揺れ、きしむ音
雪が舞い上げられる音
バラバラとかすかに残った葉っぱや
枯れ枝が落ちる音
色々な音が混ざって
とても言い表せない、森の音がしました。
ツアーを行う6月の森は
夏に向けての光をいっぱいに浴びて
水もぐんぐん吸い上げて
新芽がすくすくと育つ森。
どんな音が聞けるのか楽しみです。