雑草と言う名の草はない?本当に?
毎日松葉屋の隣のちいさな森を歩く。日々表情が違う。草の表情が変わる。雑草と言う名の草はないと言うが、それぞれの表情が愛らしい。でも場所によっては害のある草と思われるだろうな。
今日は愛らしい黄色のちいさな花の「カタバミ」
カタバミは、その名前の由来は夜葉が半分閉じて、まるで半分食べられたかのように見えるからだとされている。強い生命力を持ち、「絶えることなく」存在し続けるため、家紋のデザインや俳句の題材としてもよく使われるってね。
カタバミの実は触れると種子が弾け飛ぶ。これまた繁殖力の強さの仕掛けだ。かわいいくせに侵略的な雑草で、その繁殖力を活かして根茎や種子によりどんどん増えていき、生え広がっていく。多量の根茎を生やすことで、地面に厚い生物層を作り、他の種の生存スペースを圧迫、さらに、葉から分泌される特定の物質は他の植物の生育を阻害する効果があるため、あっという間に同じ種だけの集団が形成されてしまう。
おそらく東南アジアが原産地で、現在では世界中の温帯や熱帯地方に広く分布している。その生命力から、カナダ、イタリア、オーストラリアなどでは侵入種とみなされているそうだ。
ちょっとこわいな「カタバミ」
でもかわいい。
特徴
形態 多年生
開花時期 夏, 秋
草丈 10 〜 35 cm
樹冠の直径 45 cm
花の直径 4 〜 5 mm
花の色 黄色
松葉屋は、ここ善光寺界隈をぜんぶ森にする家具屋です。100年後の夢を持ってがんばっています。