インタビュー「ギャッベ108の暮らし」長野市Mさん(4)

4回にわたってお届けしている長野市Mさんのインタビュー、
ついに最終回となりました。

Mさんとの時間は毎回とても楽しく、笑顔があふれます。
そんな楽しい雰囲気も感じていただけたらうれしいです。

どうぞ最後までお楽しみください。

お金に変えられない充足感をもたらす
住まいの中のギャッベ

佳子 値段にとらわれないことで、結果的に日々満足感が生まれるものですよね。

ご主人 日々の生活で生まれる心の豊かさという価値ですね。

佳子 お金に換えられない価値、たとえば気持ちの満足感、幸せ感、そしてときめき。それが日常にあるって豊かです。

奥さま 私は購入したギャッベを見るたびにそんな気持ちを味わっています。でも実は大きなギャッベを選ぶとき「こんな高いのでいいの、うちにいいのかな?」と主人に問いかけたんですよ。そしたら、長く使えばいいんだよって。

ご主人 高価ってことに捕らわれちゃうと買わない、使わない理由になってしまう。そうじゃなくて日常的にばんばん使って、洗面所でびしょびしょに濡れても構わないって考え方です。

佳子 そうですね、松葉屋のギャッベは使うほどツヤが出てきますので。

ご主人 化繊の商品は使うほど傷んでいくけれど、松葉屋さんのギャッベは使うほどに良くなっていくよね。

店によって印象が変わるギャッベ
松葉屋さんの”だから自分に合う

ご主人 同じようにギャッベを扱っていても、店ごとに特色がありますよね。同じゾランヴァリ扱っていてもセレクトする人によってと柄や色合いが異なる。松葉屋さんのギャッベだから、自分には合うと思っているんです。

奥さま そう、落ち着くんです。

善五郎 ゾランヴァリと言っても契約している織子さんはおそらく数千人いるはずです。その中から選んでくる作業は、100人いれば100通りの選び方があるのが自然です。

ご主人 そこが私たちの感性とうまく合ったんですね。

善五郎 僕らは数で何とかしようとは思ってないんです。ほんとに良いもので、自分たちが好きなものしか選ばない。

奥さま たしかに好きなものを選ばれてる感じがしました。

ご主人 だから同じメーカーから仕入れているのに、違うものに感じるよねって話していたんです。

佳子 私たちが好きだと感じるギャッベを探すのはほんとに大変で、何回も選定してくれてる人のところに通うんです。それこそ500枚見ても、気に入るものは30枚あるかなないか。選定する方はゾランヴァリの倉庫で何万枚も見てね、その中から800枚から1000枚を選んでくるんです。そこからさらに私たちが30枚くらいに絞っています。

奥さま じゃあ、やっぱり私たち幸せだね。松葉屋さんの心眼美にかなったものから選ばせてもらえた。

佳子 松葉屋のギャッベの中でも私がほんとに気に入ってるものがあるんですけれども、実はそれを何枚も選ばれていました。

ご主人 この中に?

佳子 はい。私が自分で使いたいって思うものを選んでくださって。
それにしてもお二人がお店に来られると、ギャッベのことを話すより他愛ないことで一緒に笑って時間がどんどん過ぎるのですが、今日も1時間のつもりが2時間半もおじゃましてしまいました。いつまでもお話ししていたくなるのは、お二人のお人柄です。
ギャッベにまつわるおはなし、ありがとうございました。

ーーーーー
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店主/滝澤善五郎
書いた人店主/滝澤善五郎

愛着もてるものを
手入れしたり、メンテナンスしたり、修理したり
そうやって永く、永くつき合っていく。
「繕い、直し、使いつづける」
ボロッちくて、朽ち果てたものが大好きです。
ぜひ一度、私 善五郎に会いにお出掛け下さい!

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