一枚板、キラキラ波打つような栃の杢

100年家具、松葉屋店主の善五郎です。

 

一枚板、栃のキラキラ杢

暑い夏の日、

プールに飛び込んで水面を見上げてごらんよ。

青い世界、光がユラユラしてそれが輝いて見える。

 

砂浜、細かな砂が風に吹かれて、

風紋が

生き物のように動き、うねるような規則ある起伏ができては

そしてまた消えていく。

 

凍りついたように寒い夕方

細雪が

かたくしまった積雪の上にうっすら積もったとき

風速3メートル以上の風で雪の砂紋となる。

雪面の砂紋は ノルウェー語でシュカブラと言うんだって。

 

栃の杢

何十年以上の暑さや寒さの季節

木が傾がるような強い風、豪雨やら

伸ばされ縮み、押し潰され

なんやかんやで出来たものなのか。

 

木の声を聞けばわかるかもしれないけど

よっぽど耳を澄まさなければ

木はなんにも言わない。

 

切られ

削られ

磨き上げられた栃の杢

こいつは何を伝えたいのかな。

 

日本の山で育った樹齢200年の広葉樹

「一枚板のテーブル展」

2019年2月23日~3月21日

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