「街路樹 桂(カツラ)が泣いている」
こんにちは、100年家具店主、善五郎です。
松葉屋の前の街路樹がなんの木か知っていますか?
JR長野駅から善光寺に至る、通称中央通り1.8kmの両側には
桂の木が植えられています。
善光寺本堂が「総桂作り」にちなんで植えられた街路樹です。
以下、木材図鑑より引用 http://wp1.fuchu.jp/~kagu/mokuzai/kokusan.htm
桂とは
かつら 【桂】
[その他の名称]
コウノキ【香の木】
カツラ科カツラ属の落葉広葉樹。散孔材
学名 : Cercidiphyllum japonicum
我が国特産種で日本各地に自生する。多くは北海道に産する。
辺心材の境界は明瞭で、辺材は淡い緑黄色。
心材は褐色。年輪はやや明瞭。
ホオ(朴)と性質が良く似ており、やや軽軟材で、木質は密。加工は容易であるが、やや狂いやすい。
気乾比重 : 0.40~0.50
器具材、造作材、ベニヤ材、彫刻材、鉛筆材、碁・将棋盤、裁縫板など。
樹高は30m位にまでなる。葉は心臓形をしている。春先に、葉に先だって暗紅色の花をつける。
夏から秋に葉を採り、それを乾かして粉にしてお香を作るので、コウノキ(香の木)とも言う。
また、雌雄異株で雄株の新芽は美しい紅色を呈する。そこで、雄株を緋桂(ヒカツラ)、雌株を青桂(アオカツラ)と呼ぶことがある。
春の芽吹きが美しく、秋は紅葉が美しいとても優しい街路樹です。
と、言いたいところなのですが街路樹の桂、夏の暑い時期葉っぱが
枯れてしまうのです。
秋の落葉待たずに葉が落ちてしまう。
今年こそは秋の紅葉と落葉を見届けようと、
毎日のように水くれに励んでいたのですが… .
今年は春先から毎日のように店頭で定点観測を続けてきました。
芽吹きからそして夏枯れはじめた桂、見てみましょう。
2017/08/26 | 山と森、木と人々の暮らしを一本の糸でつなげたい, 松葉屋百景
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書いた人店主/滝澤善五郎
愛着もてるものを
手入れしたり、メンテナンスしたり、修理したり
そうやって永く、永くつき合っていく。
「繕い、直し、使いつづける」
ボロッちくて、朽ち果てたものが大好きです。
ぜひ一度、私 善五郎に会いにお出掛け下さい!
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