栃の樹皮と杢
こんにちは、スタッフの池田です。
一枚板テーブルに日々囲まれてお仕事をして
休みの日に山に行くと
どうしても馴染みの木に目がいきます。
何となく、松葉屋で日々見ている樹種は
中身まで知っている
友達や知り合いのような
初対面ではない感覚があり
どうしてもその木を見ると
撫でてたり
つい見上げて樹形を観察したり・・・
一緒に行く友達には
また病気が始まったと思われているに違いありません。
先日の山の中で見た栃の木は
樹皮にも杢目のさざ波模様を思わせる
波紋のような型が見えていました。
直径70センチ位の大きな栃の木でした。
少し分かりにくいですが
灰色の木肌の間にところどころ見える茶色い色の部分。
ここに波紋のような鱗のような模様が見えます。
もう少しわかりやすい写真だと
こんな感じの模様が見えるんですね↓
栃の木の代表的な杢目というと
さざ波模様。
うねうねとうねるような杢目が特徴で
その姿が想像できるような木肌です。
何となく、中身はこんな姿かなと
想像すると
山の木も
松葉屋の一枚板も
同じ一本の糸で繋がっている気持がするんですよね。
知っていることで
より木が好きに
みんな知り合いのような感覚になります。
2017/08/24 | 一枚板, 山と森、木と人々の暮らしを一本の糸でつなげたい
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書いた人スタッフ/池田奈美子
「なぜ?どうして?」と私が疑問に感じたことをお伝えすることでみなさんの疑問が晴れることを願って。
松葉屋の家具やアートギャッベ、森との関わりを日々感じたままにお伝えします。
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