日本は森の国。深い山を背景に、
いにしえより森の民は木を切り、
暮らしの道具を作り、そして森を育ててきました。
時代は流れても、暮らしのかたちが変わっても、
僕たちは「木の力」を知っている。
ありえないほど大きな木と出会いました。
そして今、松葉屋がまるで森の中のようです。
この大きな木たちは何を思っているのか。
もし僕たちと話すことができたら
どんな話を、
何を語りかけてくれるのでしょうね。
ある山の仕事人が話してくれたことがあります。
「木は人間に使われたがっているんだよ」って
それは本当でしょうか?
人の一生を遥かに超えた年月
木の年輪を見ていると生きた証がはっきりわかります。
たとえば僕が生まれた1958年がここ。
僕の祖父が生まれた年がここ。
息子が誕生したのがここ。
木はただただ淡々と
地面から水をすい
太陽の光を受け
二酸化炭素を固定しデンプンなどの有機物を生成する。
その過程で酸素を放出するだけ。
(実際はもっと複雑なメカニズムらしい)
でもこれが木が生きるということ。
そして信じられないほど長い時間を体に刻みこんでいる。
「樹齢200年 広葉樹一枚板のテーブル」展
身近な山で育った広葉樹一枚板のテーブルを
丹精込めて製作しました。
8月27日(日)まで開催中
10:00~18:00
お休みが変則的なのでお気を付けください。
お休み:17(木)、22(火)、23(水)