こんばんは!
100年家具店主、松葉屋善五郎です。
松葉屋はさまざまなオーダー家具を製作していますが
オーダーキッチン設置施工の風景を
お伝えしたいと思います。
まず、完成した状態をご覧ください。
今回はご希望で
カウンタートップを無垢のブナ材でつくっています。
設置前、さまざまな配管が顔を出しています。
全体を、ブナ材の総無垢で 制作したわけですが、
天板の反りをふせぐために、天板は両脇から
サンドイッチするような 「端ばめ」にしてもらいました。
端ばめとは
天板の左右がわかりますでしょうか。
水廻りの設備や、食洗機が入り込みますので
なかなか複雑です。
食洗機の扉のカバーもブナの無垢材。
シンクの背面を見てみましょう。
引き出しがこの数。
なかなかの収納力。
食器などの重さを考慮して
引き出しはスライドレールを使用します。
本当は金物は使用したくないのですが……
レンジフードのカバーも
おなじブナの無垢材で作りました。
そんなこんなで完成をご覧ください。
こちらのキッチンの設置だけで
夜を徹してまる2日半かかりました。
工房で9割は完成させてきたにせよ
それでもかなり厳しい工程です。
家具の設置は工程上、最後になることが多いのです。
そのために、住宅のお引き渡しを控え、
クリーニング業者さんが入るのですが、
すこし作業が伸びて、お待たせしてしまいました。
でもその苦労も吹き飛ぶ出来栄え。
お客さまの笑顔が何よりのご褒美ですね。