こんにちは、松葉屋家具店の早川です。
今回は、先日2枚の一枚板をお届けさせていただいたので
ご紹介いたします。
お届けしたのは楡(ニレ)と栓(セン)という一枚板テーブル、
黄檗(キハダ)と栗の2種類の一枚板スツール。
全部で4種類の樹種の家具をお選びいただきました。
ニレとセンは年輪がはっきりとしていて似ているように見え、
時間が経っていくとどちらも黄色味が増しますが、
同時に、ニレはほんのり赤み、センは白っぽさが出てくるので
長く使うと経年変化の違いがあります。
今回お届けしたニレは少し赤みがあり、節や割れがあります。
木目も細かく、曲がっていたりとても味のある天板です。
センは、木目が全体的にとても細かく、少しキラキラとした
縮杢という模様が入っているのが特徴的です。
切り口(木口)を合わせて設置をご希望いただいたので
置いてみると、どちらも木目がはっきりしているおかげもあって
全く違う木なのに一瞬つながって見えるくらいピッタリでした。
一枚板スツールは、細めの材料を使用して、テーブルと同様に
木材の形状を生かして製作したスツールです。
今回はその中でも長い一枚を分割して3脚(4脚)のスツールを
お作りしているもので、ピッタリとくっつけると
木目がつながり、一つのベンチにようにも使えます。
それぞれ違う樹種、大きさの家具ですが
実際に置いてみると美しい一つの空間が出来上がりました。
このように樹種や形状を合わせなくても雰囲気がまとまるのも
木の家具の特徴の一つだと思います。
松葉屋では現在一枚板展を開催しており、
10種類以上の一枚板とそれぞれ形の違う椅子を合わせて
展示しています。
ぜひお気軽に木の美しさを堪能しにお越しください。