一枚板の乾燥のこと

松葉屋スタッフの池田です。

一枚板テーブル展がはじまってお客さまからよく聞かれることの

ひとつに、一枚板の乾燥の事があります。

 

どれくらい乾燥すれば大丈夫なの?

何年くらい?

乾燥してからも割れたり反ったりはしないの?

 

など、一生使う一枚板を見つけるので
みなさんの心配はとても分かります。

松葉屋では、そんなみなさんの疑問を少しでも解消して

すっきりしていただきたいと思っています。

 

松葉屋の一枚板テーブルの乾燥について
お話しします。

乾燥には2種類、自然乾燥と人口乾燥の2つがあります。

自然乾燥はまさしく自然に、天日干しをすること。
丸太をスライスしたものを、5年〜10年乾燥させます。
利点としては、ゆっくり乾燥させるので木への負担が少ないこと。

難点は、風雨にさらされると虫がついて風化してしまう。
材として使用するまでにとっても時間がかかってしまう。

 

人口乾燥は、温度・湿度を管理した部屋で
木の水分を人工的に飛ばすこと。

利点は、乾燥が早く材として早く使えるようになること。

難点は、風をあてて水分を急に飛ばすので乾燥させる間に割れてしまったり反ったりしてしまうことがあります。

 

松葉屋の一枚板は自然乾燥と人口乾燥を行っています。

 

一般的な「乾燥材」と呼ばれるものよりもさらに住宅の環境に合わせるために乾燥をかけ

一枚板テーブルとなってから極度な割れや反りが出ないようにしています。

 

そうして、しっかり乾燥してから、割れたところや隙間を

木紛と樹脂で埋めてなめらかな木肌に仕上げています。

 

木は、切られてからも生き物です。

乾燥している時期と、梅雨などの湿度の高い時期とでは

木にとっても過ごしやすい時と、過酷な時があるのかもしれません。

しっかりと乾燥してからも1年の間に5%程度の伸縮をしていると言われています。

木も環境に慣れようとしているわけですね。

 

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