【松葉屋の一枚板テーブル】山桜という木

こんばんは、スタッフの池田です。

 

 

「あっ!桜がある!」

「ねえ、この木桜だってよ!」

 

「桜っていいですよねー。」

 

というお客さまが多く

私もなぜだか、桜は花も木も好きなんですよね。

 

その「好き」な感じは

よく目にするから、という身近に感じて

親近感をもたれているのももちろんなのですが

どこか、尊敬の眼差しというか

一線置いて憧れの人をながめるような

そんな様子も感じます。

 

どうしてこんなにみんなに好きなのだろうということで調べてみました。

 

花として愛でる桜の代表は、やはり、「ソメイヨシノ」だろう。

春の一時期に花をたくさんつけ、開花したかと思うとすぐ散ってしまう。

外国の人が「どこがいいのか?」と不思議がるところが、まさに日本人には

「たまらなくいい」となる。一気に開く「華やかさ」と、開いたと思ったら

すぐ散る「はかなさ」。この機微をわかってしまうと、けっこう病みつきに

なる魔力を秘めた木だ。
(「森の博物館」著者:稲本正 発行:小学館より)

 

この文章を読んで、「たしかに」とうなずいてしまいました。

「はかなさ」という感覚は

日本人独特のものかもしれないですね。

 

そんな「はかなさ」に美意識を感じて

憧れをもって見る山桜。

材としてはどうかというと

 

一枚板を触り比べてもそのなめらかさにびっくりします。

栗やナラの杢目がはっきりとしているものと

触り比べると、かなり差を感じると思います。

 

栗や楢は、環孔材と呼ばれて年輪に沿って道管がならんでいるため

杢目がはっきりと出ます。

 

山桜や栃は、見た目からも杢目はそこまでくっきりしていなくて

ちょっともやっとした印象。

散孔材と言われて、道管が無造作に並んで散らばっているということ。

 

「道管が散らばっている」と言われるとちょっとどうなの?と

感じますが、そのおかげで木肌は均質で目が詰まってなめらか。

削ったりしても道管がくっきりしている環孔材よりも

欠けたりささくれ立ったりせずになめらかな仕上がりになるんです。

 

と、松葉屋の木のスプーンなどの小さなものを

つくってくれている職人さんが教えてくれました。

いろいろな材を使って

木のスプーンをつくったときに

栗やナラはちょっとざらっとした感じ。

山桜はさらっとしている。

 

使ってみるとよりその違いを感じます。

 

杢目ががっしりとした木となめらかな木

それぞれの良さはあるものの

みんなに憧れを持たれて

材としてもつるつるで

美しい仕上がりになる山桜。

 

知れば知るほど、まだまだファンは増えそうです。

松葉屋家具店 一枚板テーブル 山桜

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