松葉屋では、一枚板をご購入されたお客様に
メンテナンスキットをお送りしています。
1年に1度ほど、サンドペーパーでヤスリをかけて、オイルで拭いて・・・
というメンテナンスをおすすめしています。
そこまで頻繁にするものではないので
記念日や、年末の大掃除なんかに合わせてしていただくと良いのかもしれません。
松葉屋の一枚板は、オイル仕上げなので
キズやシミはどうしてもついてしまいます。
ですが、オイル仕上げの良いところは
木の呼吸を止めることなく、使い込むほどに
家族の生活の跡を積み重ねることができることです。
これは、キズだらけにしてください。と
言っているわけではないのですが
キズがついてしまっても、そのキズを悪しきものと思わず
経過した年月の証だと思っていただきたい。
ということです。
そのため、メンテナンスも
完全にキズを消す目的ではなくて
キズやシミがついて、ささくれ立って乾燥した肌に
潤いを与えて整えてあげる。
人のお肌と同じイメージをもっていただければと思います。
例えば、コップの跡などの輪ジミができてしまった時
このシミは水とオイルが反応してできたものなので表面的なものなのです。
なので、ヤスリをかければ目立たなくなります。
松葉屋でお送りしているメンテナンスキットについているヤスリを
スポンジなどの柔らかいものに巻いて
杢目に沿ってかけます。
最後は乾いた布巾で、オイルを全部拭き取るつもりで
杢目に沿って拭き取ります。
キズやシミは100パーセント消えるわけではないですが
1年、5年、10年・・・と
1年に1度のメンテナンスで整えて積み重ねた年月で
一枚板を家族の一員に育てることができます。