「直し、繕い、使う」金継 Vol.2

こんばんは、スタッフの池田です。

少し間が開いてしまいましたが

金継修行の続きをご紹介します。

 

Vol.1では、欠けの1回目をご紹介しましたが

今回は、ぱっかり割れてしまった器の金継行程の1回目をご紹介します!

 
見事にまっ二つに割れてしまった松葉屋の湯飲み茶碗です。
松葉屋 金継
 
こんなふうに割れてしまった器を直す事が出来ると思うと
とてもわくわくします。
 
 
まずは、接着剤となる『麦漆』をつくります。
木漆に3割程度の分量の小麦粉を混ぜて、よーく練ります。
松葉屋 金継
 
どんどん練っていくと粘り気が出てきます。
松葉屋 金継
 
 
こうして出来上がった麦漆を割れた器の断面に
竹串で伸ばしながら塗っていきます。
松葉屋 金継
 
 
全ての割れた断面に麦漆を塗ったら
かけらを合わせてマスキングテープを貼ります。
 
割れた湯飲み茶碗の他にも
こんなに盛大に割れた器も
がんばってくっつけると・・・
松葉屋 金継
バラバラだった破片がちゃんと器の形に戻りました。
この時点ですでに味わいがありますね。
 
 
これで、室に入れて1ヶ月ほど乾燥させます。
 
 
再開を楽しみに。
一歩ずつ器の再生を楽しみたいと思います!

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