「直し、繕い、使う」金継 Vol.2
こんばんは、スタッフの池田です。
少し間が開いてしまいましたが
金継修行の続きをご紹介します。
Vol.1では、欠けの1回目をご紹介しましたが
今回は、ぱっかり割れてしまった器の金継行程の1回目をご紹介します!
見事にまっ二つに割れてしまった松葉屋の湯飲み茶碗です。
こんなふうに割れてしまった器を直す事が出来ると思うと
とてもわくわくします。
まずは、接着剤となる『麦漆』をつくります。
木漆に3割程度の分量の小麦粉を混ぜて、よーく練ります。
どんどん練っていくと粘り気が出てきます。
こうして出来上がった麦漆を割れた器の断面に
竹串で伸ばしながら塗っていきます。
全ての割れた断面に麦漆を塗ったら
かけらを合わせてマスキングテープを貼ります。
割れた湯飲み茶碗の他にも
こんなに盛大に割れた器も
がんばってくっつけると・・・
バラバラだった破片がちゃんと器の形に戻りました。
この時点ですでに味わいがありますね。
これで、室に入れて1ヶ月ほど乾燥させます。
再開を楽しみに。
一歩ずつ器の再生を楽しみたいと思います!
2014/06/24 | 活動, 直し、繕い、使う(お手入れについて)
関連記事
-
-
森へいくツアーVol.08 開催しました! 1日目
こんにちは、スタッフの池田です。 先週の土日に森へいくツアーを開催し...
-
-
松葉屋のちいさな図書館 「白棚 shirotana」
こんにちは 100年家具店主、松葉屋善五郎です。 今日は8月2...
-
-
森へいくツアー3 開催しました!
こんにちは、スタッフの池田です。 3月26日、27日に3回目とな...
新着記事
-
-
「ギャッベのある、108の暮らし」
「ギャッベのある、108の暮らし」 ギャッベの数だけ人々の暮らし...
-
-
「ギャッベの文様・生命の樹」
ギャッベには多彩な文様が織り込まれています。 ...
-
-
「ギャッベのある、108の暮らし」
「ギャッベのある、108の暮らし」 ギャッベの数だけ人々の暮らし...
-
-
バイオガスを発電に利用とは?
松葉屋家具店店主、滝澤善五郎です。 昨日の信濃毎日新聞にこんな記事が...
-
-
北信州で伐採された欅(ケヤキ)の一枚板が仕上がりました
北信州で伐採された欅(ケヤキ)の一枚板が仕上がりました。 &nb...
前の記事: オーダー家具 スノコベッドを製作しました。
次の記事: ミニチュアモデル