こんにちは、スタッフの池田です。
今回は割れた器の作業2回目をご紹介します、
準備するものは
小刀・カッター・彫刻刀などの刃物
細い筆、生漆です。
1回目の作業の時は、割れた部分に麦漆を塗り
ぴたっとくっつけて、テープで固定しておきました。
触ってみると、びくともしないので
ちゃんとくっついていると思いますが・・・
テープを剥がす時は少しドキドキします。
ちゃんとくっついていることが確認できました。
小刀やカッターで割れ目からはみ出で
固まっている漆を削り取ります。
またパキッと割れてしまわないかとハラハラしましたが
ガリガリとかなり強く削っても大丈夫。
釉薬がかかっているところであれば、ぽろぽろと面白いようによく取れます。
削った後は、つなぎ目をより強くするために
生漆を細い筆で割れ目に沿って塗っていきます。
漆をしみ込ませるような気持ちで塗り込みます。
欠けた部分があれば、Vol.3で紹介した
欠けの肉盛りも行います。
これで、割れの2回目の行程は終了。
ここからまた1週間から2週間ほど室に入れ乾燥させ
次の行程へと進みます。