「直し、繕い、使う」金継 Vol.4

こんにちは、スタッフの池田です。

 

今回は割れた器の作業2回目をご紹介します、

 

準備するものは

小刀・カッター・彫刻刀などの刃物

細い筆、生漆です。

 

1回目の作業の時は、割れた部分に麦漆を塗り
ぴたっとくっつけて、テープで固定しておきました。
P1080229
 
触ってみると、びくともしないので
ちゃんとくっついていると思いますが・・・
テープを剥がす時は少しドキドキします。

松葉屋家具店 金継 割れ
 
ちゃんとくっついていることが確認できました。
P1080265
小刀やカッターで割れ目からはみ出で
固まっている漆を削り取ります。
6.削る
 
またパキッと割れてしまわないかとハラハラしましたが
ガリガリとかなり強く削っても大丈夫。
釉薬がかかっているところであれば、ぽろぽろと面白いようによく取れます。
 
 
削った後は、つなぎ目をより強くするために
生漆を細い筆で割れ目に沿って塗っていきます。
7.細い筆で塗る
漆をしみ込ませるような気持ちで塗り込みます。
 
 
欠けた部分があれば、Vol.3で紹介した
欠けの肉盛りも行います。
8.肉もり

 
 
これで、割れの2回目の行程は終了。
ここからまた1週間から2週間ほど室に入れ乾燥させ
次の行程へと進みます。

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