アートギャッベインタビュー ~静岡 杜屋さん

アートギャッベのきもちよさは

いくら語っても、語り尽くせません。

すでにアートギャッベをお使いの方に、インタビューをさせていただいて

語り尽くせない魅力を、少しでも感じていただきたいと思いました。

 

今回は、静岡の杜屋さん https://moriya.chagasi.com

 

静岡で暮らしている。

おだやかな木々の育つ場所。 寒い地域に「しん」と立つ森のかたさや、

南の国の「繁茂」とは、少し違う葉っぱのひらきかた。

杜屋さんは、

毎日たくさんの葉っぱを見て、花を見て、その実を摘む。

そしてジャムを煮詰めるのだ。

ゆっくりゆっくり。

そしてタイミングよい手さばきで、焼き菓子をつくるのだ。

おいしい」と、からだの芯から感じられるもの。

「てしごと」は手間がかかる、それを「いとしい」と感じられる人。

アートギャッベ守屋さん1

Q1 静岡にお住まいですけれど、松葉屋はどんなきっかけでお知りになったのですか?

今から15年以上前の10代後半の仙台在住の頃、善光寺に旅した際たまたま通りすがりで知りました。

ほとんど店が閉まっていた夕闇の中で、松葉屋さんの灯りが目にとまりました。

 

Q2 ギャッベをはじめて知ったのはいつごろ、どちらでしたか?

2007年から長野県旧鬼無里村に果樹畑を借りて、毎月一度静岡から手入れに通っています。

2007年の秋にたまたま時間の余裕があったので善光寺前をぶらぶらし、

ふらりと松葉屋さんのお店に寄りました。

ちょうど秋のギャッベ展が終わった直後でしたが、

階段のところに展示されてあった緑のギャッベが目に止まり

佳子さんが丁寧に説明してくださって。

その時初めてギャッベというものを知りました。

 

Q3 ギャッベを松葉屋で知ってもらえたのはうれしいです。

そのときの印象はどうでしたか?

緑のギャッベが松葉屋さんの壁に映え、素敵だなーとうっとり魅入りました。

 

Q4 それを購入しようと思った「瞬間」は、どんな感じでしたか?

他のも見ていろいろ気に入ったものはありましたが、

結局一番最初にいいなと思ったものを購入しました。

 

Q5 その日すぐご購入になりましたけど、なにか躊躇したことなどありましたか?

こういうのがうちにあったらいいなぁ」とひとめぼれしたものの、

私にとってはあまりに高価なものなので、

正直言いますとその時実際すぐに購入する気はなかったのですが、

夫が「こういうのは欲しいと思った時にすぐ買うべきだ」と主張するので購入を決意しました。

ところがその時(2007年)手持ちは無かったので、クレジットカードでお支払いしようと思ったら、

松葉屋さんのカード機械が壊れて使用不能。

 

お金をおろしてこようと郵便局に走って行ったら、何と目の前で郵便局が閉まり(夕方でした)

お金をおろすことが出来ず、

「もうすこし冷静に考えてから買いなさい」という

神様のお告げかな?と思って(笑)。

 

やっぱり買うのはもう一度出直してからにしようかな?と。

買わないで帰ろうと思ったら、夫が「静岡に帰って明日すぐ振りこみます」と佳子さんに断言し、

帰宅後すかさず振込手続きをして送って頂きました 。

 

緑の後に買った3枚(青いの、茶色の、緑の木の模様の)は、あまり迷わずに買いましたね。

 

Q6 ギャッベを使いはじめて生活が変わったところなどありますか?

我が家の居間は洋室ながら、もともとちゃぶ台での座の生活でしたが、

食事以外でも、テレビを見たり本を読んだりなど

ギャッベの上でごろごろ過ごすことが多くなりました。

ちゃぶ台+ギャッベの組み合わせが最高に気に入ってます。

アートギャッベ守屋さん2

Q7 まだギャッベをお使いでない人に、何かアドバイスなどあったら

 

例えば、本物の漆塗りのお椀などは手触りだけでもいいものですが、

熱い汁を入れて直接漆椀に唇をつけてすすってみると、熱さが和らぐという

漆塗りのお椀の真価が初めて分かります。

ギャッベも見ているだけでは分からない。

自分の暮らしの中で使ってみて初めて分かる価値、長く使えば使うほどに

気付く価値に思い切って賭けてみるのもいいのでは。

 

Q8 ここ数年、本当に大切にしなくてはいけないことが見えてきたような気がします。

何か暮らしに対する意識や変化したこと、思いなどありますか?

 

私の出身が宮城県ということもあり、

3月11日の震災では気持ちや暮らしに対する考え方の面でも、

大きな衝撃を受けました。

そして、「ありふれた日々の平穏な暮らし」というものが、

いかに大切でかけがえのないものであるかを痛感しました。

 

「日々の暮らし」を彩る愛着のあるモノは身近に置き、

とりあえずその場をしのぐ余計なモノを

少しずつ減らして整理しています。

2014/05/06 | アートギャッベ

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