こんにちは、スタッフの池田です。
先日、5回目の森へいくツアーを開催しました。
今回は小谷村と大町へ
「里山と林業地」2つの森林を見ようというもの。
下見の時よりもより緑が深く、濃くなった森林へ出かけました。
といっても・・・
今回の1日目は大雨!
ちょうど山へ入ろうとした時間は絶好調にざあざあ降りでした。
けれども楽しい里山ツアーは
古くなった分校を冒険教育の団体が使用しているということで
校内の見学と「くらして」さんで作られている
栃餅を炭火で焼いて食べたり、根曲がり竹の皮を剥いて夕食の準備をしたり
笹寿司という、小谷村大網地区でお祝い事やお祭りの時に食べられる
お寿司をみんなでつくりました。
平岩駅へお迎え
大糸線の1両だけの可愛らしい電車。
食事をしたり、泊まる「つちのいえ」
農山村体験ができる施設です。
外は雨降り。
久しぶりにバケツをひっくり返したような潔い降りかたでした。
雨の山の中も好きなのですが、相談の結果
室内を楽しむコースへ変更です。
見学へ行った分校
木造校舎に「懐かしい!」という声。
根曲がり竹のタケノコの皮を剥いて
夕食のお手伝い。
おやつに炭火で栃餅を焼きました。
香ばしくて、なんとも例えようのない山の美味しい味。
栃の実の殻を剥いて灰汁抜きをして・・・
とっても手間がかかってつくる
そんな行程も「くらして」の前田さんが教えてくれました。
山に囲まれた大網の暮らしを前田さんからご紹介。
昔から住んでいるおじいさん、おばあさんに
山のこと、暮らしのこと、栃餅の作り方など教えてもらっていること
前田さんたち新しい移住家族の生活も含め
里山の暮らしなどお話してくれました。
一番印象的だった前田さんの言葉は
「よく、”地域おこし”と言う言葉がありますが
ぼくらのしていることは、”地域のこし”なんです。」
と、
その場しのぎではないイベントではない、体験ではない
「暮らし」ているからこそのその言葉はとても強いものがありました。
その地域に根を張り暮らすということは
協力し合って助け合いながら生きるということ
お祭りも田植えも稲刈りもみんなでする。
きっと昔はどこにでもあった珍しいものではないはずのことが
今では少し希薄になっていて、大網ほどの繋がりを感じられるところは
少ないのではないかなと。
受け継いで残したい暮らしがある「大網」という土地のことが
もっと知りたくなりました。
秋のツアーの時には、栃の実の殻剥きを
皆でできたらと思っています。
わいわいと、夕ご飯の準備。
笹寿司をつくります。
彩りにウキウキ。
お腹がグーグーなっていました。
宴会ですね。
山菜の天ぷら
根曲がり竹のお味噌汁
里で取れた野菜の心づくしの手料理
美味しくて、あたたかくて楽しい時間です。
雨のおかげで一緒にいる時間がぐっと密になった
参加者のみなさんと、それぞれの興味がある話が飛び交います。
木こりさんの話では根っこが曲がった木の伐り方の話
→そのまま伐ると伐った瞬間に割れることがあるそうで
根っこを掘り起こして、根を伐って倒すという。
初めて聞いた楽しい話がもりだくさん。
山に本を背負って山頂本屋さんをしている
杣Booksの岳さんの話・・・など。
また少しずつ紹介していきます。
そんなこんなで雨も上がり、夜もふけ
1日目がおわり
2日目につづきます!