鹿革の端っこ
こんにちは、スタッフの池田です。
松葉屋では、約2年前から
長野県の山で捕獲された鹿の皮を使い
椅子を作っています。
お客様からのご注文も少しずついただき
一脚一脚
ひとりの職人さんが作っています。
その中で
少しずつ
小さな悩み事として上がっていたのが
「鹿革の端っこ」
のこと。
植物タンニンでなめされた
無着色の鹿革はとっても
綺麗できもちよくて
たとえ端っこでも
もったいなので
椅子を張った残りの小さいところを
ずっと取ってありました。
何かに使いたいなと
思いながら
先日、松葉屋の近くの
革でベルトやバックを作っている
OND Workshopの木村さんのところに行って
革のことを色々教えてもらいに行きました。
革製品の良い点を聞いていくうちに
「こんな風に使えないかな」
というアイディアが
松葉屋のみんなの中からふつふつと・・・
出てきたんですね。
その、木村さんのお話はとっても楽しかったので
またの機会に書くとしまして。
改めて革のことを
聞いてみて
翌日から
「こんな風に使いたい!」と
すぐに実行できることを思いつき
せっせと作ったのが
お店で展示している椅子の「値札」です。
思いついた多分きっかけになったのは
木村さんが言っていた
「革は紙や布より丈夫で、木より柔軟性がある」
と言っていたことかなと。
紙・布・木・革・・・・
素材それぞれに良いところちょっと扱いにくいところが
色々ありますが
適材適所
使い分けたり、応用してみたりして
今まで思いつかなかった使い道
「こんな風に使える!」
が見つかるのかなと思いました。
素材の特徴を知ると
どんどん使い方が見えてくる。
スタッフの須坂が椅子の脚の裏に貼るフェルトの代わりはできないかと
思いついたりしていました。
まだまだ端っこの使い道は広がりそうです。
2017/02/06 | 山と森、木と人々の暮らしを一本の糸でつなげたい, 松葉屋のくらし道具, 未分類
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書いた人スタッフ/池田奈美子
「なぜ?どうして?」と私が疑問に感じたことをお伝えすることでみなさんの疑問が晴れることを願って。
松葉屋の家具やアートギャッベ、森との関わりを日々感じたままにお伝えします。
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