体に合う椅子 座面角度と深さ

こんにちは、スタッフの池田です。

現在開催している椅子展。

松葉屋ではおよそ60脚の椅子を展示しています。

 

みなさん、実際に座りながら

気持が良いものを選んでいかれますが

座った時に「ああ、気持いい」と感じる椅子はどんなものなのかなと

お客さまとお話ししている時に思った事を

ちょっとまとめてみようと思いました。

 

まずは背中の当たり具合と角度が

座った時の最初の「気持いい」に影響します。

自分の体にぴったりと添う背もたれは、気持がいいです。

それと角度がぴったりくると、自分が疲れているところが支えられて気持いいんです。

「腰が伸びて気持いい」

「背中の中心が支えられて気持いい」

いろいろあります。

 

そのあと気になるのが椅子の脚の長さ。

かかとがきちんと床に着く事はとっても大事です。

つかないと脚がふらふら・・・

体重をお尻で支えないといけないというのは

長時間座っていると疲れてしまいますから。

お店の中では靴を履いたまま座る事が多いので

スリッパに履き替えていただいて

椅子の脚の長さとのバランスを見てみます。

 

そうして気持の良さを追求して座っていくと

椅子の脚の長さはそんなに変わらないのに

こっちの椅子は脚がつかない・・・

という事があります。

それは座面の角度が影響しているんですね。

松葉屋家具店 気持のいい椅子

写真だと分かりにくいですが
向かって左側の椅子の方が右側の椅子よりも
座面が奥に向かって傾斜がついています。
 
そうすると
座った時にお尻が下がって膝が上がって
あれ?脚がつかない。
ということがあります。
 
あと、座面の深さも関係して来るところ。

松葉屋家具店 椅子展
 
座面の深さ=座面の奥行きです。
 
座面の深さが
自分のお尻から膝裏までの長さよりも短くないと
奥まで腰かけた時に、膝裏に座面が当たって
脚が持ち上がってしまって、床に着かない。
ということや
背もたれに寄りかかると
ずるずる前にずって来てしまう。
 
ということも起こります。
 
 
体に合う椅子というのは
選ぶポイントがたくさんあって
大変に感じてしまったでしょうか・・・
 
 
でも、座ってみればこんなに
いろいろな事を考えなくても
「これは合う」というのが
体が正直に教えてくれるので
『まずは座ってみるのが一番』です。
 
 
座らずに選んだ椅子は
自分の体も気持も納得していないかもしれません。
いつか「合わない」と
買い替え、捨ててしまう。というのも寂しい事なので。
永く使うという意味でも
ぜひ座って確かめて納得いくものを探してみてくださいね。

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