こんにちは、スタッフの池田です。
先日から開催している
「一生使える木の学習机」展。
松葉屋の学習机は
毎年、職人さんが材料を見に行って
その時にある良い材でつくる机なので
出来上がる台数、木の種類が毎年違います。
今年やってきた学習机の中で
珍しい樹種が「黄檗(キハダ)」です。
杢目は、ぱっと見たところ
栗にも似ているのですが
何だか全体がぼんやりと黄色い・・・
光の当たり具合によって
黄緑色に見えたり
なんとも不思議な魅力があります。
樹皮に近いところが黄色くて
そこを煎じて漢方として飲んだり
(とても苦いらしいです)
布の染めに使ったり
材木としだけではなく
様々な使い方がされている木です。
「ミカン科キハダ属」
ということからなのか
何だか柑橘系のようないいにおいがします。
仕上げたての家具は
木の香りがよくするのですが
キハダは「何だかかいだ事のないにおい!」
と、杢目だけでなく香りも独特です。
学習机の他に
3本でつくったテーブルもキハダでつくったものが1台あります。
少し全体に黒っぽい色をしていて
より黄色いところが目立って見えます。
何だか気になる、不思議な木。
ぜひ見にいらしてください。