春の展示の見所 ”山桜”
こんにちは、スタッフの須坂です。
一枚板展もあっという間に3週目に入りました。
今回の一枚板テーブル展の見所は、
何と言っても”桜”でしょうか。
寒く厳しい冬を越え、
春になり満開の花を咲かせる桜の木は、
進学や入学など、大切な節目の多いこの時期には
かかすことはできません。
今回の展示には、
2メートルを超える大きな桜の一枚板から、
50センチほどの小さな板まで、
さまざまな大きさや形をご用意できました。
桜は若い木と100年を超えた長寿の木とでは、
杢目にずいぶん違いがあります。
若い木が流れる様なさらっとした
繊細な杢目をしているのに対し、
長寿の木になると色が濃くなり
墨で描いた様に杢目も太くなり、
その長い年月を感じる貫禄があります。
松葉屋の一枚板テーブルになるのは、
もちろん後者の木になります。
ちなみに、
学習机や収納棚など、
数枚の板を合わせて形になる家具には、
主張の強い大きな木は使わず、
杢目の優しい比較的若い木を使います。
(とは言え、樹齢は6、70歳は超えます!)
こちらは、
先日お届けした山桜の学習机です。
ひときは赤身の美しい一台です。
この春、
お子さんの小学校入学に合わせて
お選びいただきました。
数ある中から
『ボク、茶色が好きなんだ』
と、一目見てすぐにこの机に決まりました。
お届けまでの数日間、
今か今かと待って待って‥
ようやくの来た!
で、この笑顔です。
大切にずっと使っていただけたら嬉しいです。
小布施町N様、
本当にありがとうございました。
末永くお付き合いください。
-
書いた人スタッフ/須坂大志郎
古びてなお美しく、行く末自然に返るもの
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