森へいくツアーVol.08 開催しました! 1日目
こんにちは、スタッフの池田です。
先週の土日に森へいくツアーを開催しました。
今回は「木と火の関係」がテーマです。
豊かな森には水があり食べ物があり、そして森が燃料の元となる木を生み出しているから
人が住み始め、集落ができたのではないか・・・
今は、様々なエネルギーがあるので「木=燃料」という結びつきは昔ほど強くはありませんが
人と木を結びつけている大切な要素である「火」に
今回は様々な方法で触れてみよう。ということで
大町の荒山林業さんでは生業としての森の表情を、そしてその木が使われる道筋を教えてもらい
小谷村大網では、森に囲まれた暮らしから木と火の関係を体験します。
お天気が心配されていましたが
どうにか晴れ、予定通り山へ向かいました。
1日目は大町の荒山林業さんの林業地へ。
今年の紅葉は例年よりも1週間くらい遅く
向かう道すがら、まだ紅葉が残っているところがありました。
普段なら、雪の気配を感じるところ、今年は暖かいです。
荒山林業さんの森林は
カラマツ・赤松・の間に栃や楢、イタヤカエデなどの広葉樹が生えている
とても珍しい森林。
一般的な林業地は、同じ種類の針葉樹が植えられていることが多いので
荒山さんの森林に行くと、林業地であることを忘れそうになります。
足元にはふかふかの落ち葉がたくさん
サクサク、フサフサ、踏みしめて歩きます。
最近伐り倒したという、楢の木は
年輪を数えると95歳!
太い幹は建材や家具材などに
細いところは薪やチップにしてバイオマス発電へ
1本の木でも使われ方は様々です。
台風で木が倒れたところは
上を見上げるとぽっかりと隙間が空いていました。
ここから陽が差し込んで
また下から新しい木が大きく成長していきます。
そんなこれからの森の成り立ちも楽しみな
荒山林業さんの森林です。
焚き火もしました。
おやつは焼いたマシュマロをビスケットにはさんで
美味しい!
お次は笹の葉を炙って
笹の葉茶もつくりました。
爽やかで美味しいお茶でした。
森歩きを終えて、温泉に寄りながら
宿泊場所でもある、小谷村・大網地区の「つちのいえ」に。
晩御飯はこのツアー恒例の
「笹寿司」!
笹の葉に、酢飯、錦糸卵、キャラブキ、ほうれん草などの季節の野菜を乗せた郷土料理です。
みんなで分担しながらたくさん、たくさんつくりました。
つちのいえの晩御飯を作ってくれているのは「あめちゃん」
いつも大人数の食事を、とっても丁寧に、そしてとびきり美味しく作ってくれます。
今回も、何度「おいしい!」と叫んだことか。
ありがとう。あめちゃん!
そして美味しい晩御飯のあとは・・・
丸太に切り込みを入れて火を灯す
「木ろうそく」
ゆらゆらと最初は小さかった炎が
だんだんと大きくなって
木を少しずつ覆うように燃えていきます。
火の形がどんどん変わる姿が面白くて見入ってしまいました。
次回は
「もう少し小さい丸太で燃え尽きるまで眺めたいね。」
「種類の違う木で燃やし比べるのも楽しそうだね。」
「せっかく火をつけるなら、煮炊きしたいね。」
などなど
次回への期待も高まる「木ろうそく」でした。
そうして、消灯時間の22時。
1日目を終えました。
・・・2日目に続きます。
2018/11/26 | 活動, 山と森、木と人々の暮らしを一本の糸でつなげたい
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書いた人スタッフ/池田奈美子
「なぜ?どうして?」と私が疑問に感じたことをお伝えすることでみなさんの疑問が晴れることを願って。
松葉屋の家具やアートギャッベ、森との関わりを日々感じたままにお伝えします。
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