エッセイ「ギャッベの物語」

こんばんは。

100年家具店主、松葉屋善五郎です。

すっかり長野は、春。

はじまりを迎える制服姿の子どもたちにお祝いするような、
あたたかい日々が続いています。

これまでに私たちは
大好きなゾランヴァリ社アートギャッベに名前をつけて、
絵本のように物語をつくってきました。

そんな「ギャッベの物語」を
エッセイとして綴る連載。

時々、気まぐれに、ご紹介していきますので、お楽しみくださいね。

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こちらにも投稿していきますので、
ときおり時間があれば、ふらりと訪れてみてくださいね。


『 アルバム 』 

光とともに変わるトルコブルーに包まれた小さな島は、

五月の風が吹いている。

色とりどりの魚と珊瑚、星のきらめき。

あの日々のアルバム。

 


『 旬をいただく 』 

寒さのきびしい大地から芽をだす春野菜の美しさ。

蕗のとう、セリ、菜の花、春キャベツ。

栄養とデトックス力がいっぱい。


『 神さまのごちそう 』 

ながい冬の間、下ごしらえして「やっとできたよ」、と神様。

やわらかくて爽やかな甘い香りの上等な草。

さあ、みんなそろって「いただきます」。


『 手のひらで 』 

人間の肌が生まれかわっていくように、

地球も日々、生まれかわっているのだろうか。

洗った顔を手のひらでやさしく包みこむように、

みんなで地球を包みたい。


「大地と空、火と草色のじゅうたん展」 
2018年4月21日~5月6日 

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