一枚板お炬燵をお届けしました。
こんにちはスタッフの須坂です。
昨日は雪が舞い、本日は冬晴れ青空の長野市です。
今年も残り一ヶ月をきりまして
松葉屋は家具のお届けが立て込んできております。
(お待たせをしているお客様は大変申し訳ありません‥。)
気がつけばこのところ
家具のお届け報告をしておりませんでしたので、
少しずつまたご紹介をしていきたいと思います。
まずは紅葉真っ盛りだった11月、
青木村のお客様への栃の一枚板テーブルの
お炬燵をお届けいたしました。
『一枚板は炬燵にできない』
と思っていらっしゃる方も多い様ですが、
やぐらをきちんと作ってあげれば大丈夫なのです!
今回は、やぐらの脚などの構造部分に柾目の栗材を使い、
やぐらの天板には比較的熱に強い桐材を使用しました。
天板に一枚板を乗せる場合には、
ヒーターの温風を一枚板に直接あてないために、
この様にテーブル状のやぐらをつくる必要があります。
これだけでもテーブルとして使えそうですが、
あくまでこちらは裏側にヒーターのついた”炬燵やぐら”となりますので、
この上にお布団と、一枚板天板を載せて完成です。
杢のたくさん入った華やで美しい栃の天板です!
上の写真ではわかりにくいのですが、
天板はやや高めの設定になっています。
「なるべくストレス無くお炬燵に潜りたい‥」
というお客様のご希望によるものです。
ですが夏場などは必要に応じて下げる事もできるように、
脚の先5センチは取り外せるように加工してあります。
昨日お電話にてお使い心地をお伺いしたところ、
『心地よく使えています。
ですが天板の裏側がピシッと音がしたようです‥』とのこと。
やはり‥この時期の乾燥した空気とお炬燵内部の乾燥に
木は少しでも反応してしまうようです。
とりあえず1シーズンお使いいただきまして、
またお手れにお伺いするお約束をいたしました。
一緒にお手入れをしていただくと愛着も一しおですし、
その時にはきっと、飴色に美しいテーブルに
なっているかと思いますので楽しみにしています。
末永く大切にお使いください。
-
書いた人スタッフ/須坂大志郎
古びてなお美しく、行く末自然に返るもの
使い込んだものの美しさをお伝えしていきます。
木の家具のお手入れの事など何でもご相談ください。
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