一生つかえる木の学習机『黄檗』
こんばんはスタッフの須坂です。
只今展示中の”一生つかえる学習机”を
少しずつご紹介して行きたいと思います。
今年は栗、山桜、胡桃、黄檗、栃、栓、楓の
7種類の木で製作をいたしました。
その中で、
まずは珍しい『黄檗(キハダ)』をご紹介いたします。
あまり聞き慣れない名前に
首を傾け眺める方も多い木ですね。
杢目は栗にも似ていますが、
栗より少し緑色がかった奥深い色で
少し渋い印象をうけます。
松葉屋では少しずつ定番化してきていますが、
珍しい樹種ですので、
今年は”一台のみ”の製作となりました。
今回製作したものは、
ほど良く節や杢もあり、
とても表情の良いデスクに仕上がっています。
とは言え、
やはり身近な木ですので、
森へいくツアーで戸隠を散策した際にも
キハダの木に出会う事ができました。
触るとコルクのような弾力のある樹皮をしていて、
実は胃腸薬にも入っていたりする
意外と誰もがお世話になっている木だったりもします。
毎年どの木で何台ご用意できるかわからない。
『今年はどんな木で作れるだろう?』 と
自然木をつかう家具店ならではの
家具づくりの楽しみがありますね。
店頭で是非ご覧になってください。
-
書いた人スタッフ/須坂大志郎
古びてなお美しく、行く末自然に返るもの
使い込んだものの美しさをお伝えしていきます。
木の家具のお手入れの事など何でもご相談ください。
関連記事
-
-
一生使える学習机ってどういうものでしょうか。
一生使える学習机ってどういうもの? そのまえに一般的な学習机を定...
-
-
山桜の学習机をお届けしました
こんにちはスタッフの須坂です。 まだ寒さも続いた3月の中頃、 ...
-
-
一枚板のテーブルができるまで03「直し、繕い、永く使い続けてもらうために」
おはようございます。100年家具店主、善五郎です。 ...
-
-
「一生使える学習机」十二の想い(12/12)
こんにちは。100年家具店店主、松葉屋善五郎です。 連載でお送り...
-
-
「一生使える学習机」十二の想い(11/12)
こんにちは。100年家具店店主、松葉屋善五郎です。 連載...
新着記事
-
-
山頂で本屋を開いたら? そんな遊び心から生まれた山頂本屋 〜杣(そま)BOOKS 細井 岳さん〜
「本棚を担いで山登りをし、山頂で本屋をしている木こりがいる」という話し...
-
-
りんごのコンポートのある朝
りんごのシーズンになりました。 りんご一個分を煮るのにちょうどい...
-
-
「ギャッベのある、108の暮らし」 お客さまからのお便り
松葉屋の椅子とギャッベが4組並んだ店内。空間に映える観葉植物の緑と木か...
-
-
茜(あかね)色の松葉屋
こんにちは、スタッフの池田です。 11月18...
-
-
欅の一枚板テーブルと家族の椅子
こんにちは、松葉屋家具店スタッフの早川です。 先日、長野市のお客様へ...
前の記事: こどもインタビュー・学習机をえらんだ理由
次の記事: 一生つかえる木の学習机『栗』