こんにちは、スタッフの池田です。
一枚板を見ていると
点々と、虫が食べた跡が残っているものがあります。
長い年月を経て生きてきた木は
虫に食べられてしまったり
枯れてしまったり
何かの拍子にキズがついてしまったり
きっといろいろなことが起こっているんですよね。
そんな木の生きた証であるキズを見た銘木市場の方が
教えてくれました。
中心の濃い丸い部分と周りに広がる跡の色がちがうもの。
これは、虫に食べられてしまったまわりに、別の細胞をつくって
木が自分の体を守ろうと「補完」しているということ。
「ほー、なるほど。」と
関心してしまいました。
木は、外からの刺激に対して動いて避けたりはできないですもんね。
だから、自分の体を治して守る。
それを知ってから、木にできたいろいろな跡を見るたび
がんばって生きたんだなと
本当に尊いものに思いました。
人でいう、かさぶたに似ていますね。