こんにちは。
松葉屋家具店店主の善五郎です。
ただいま松葉屋店内では秋のギャッベ展
「大地と空、火と草色のじゅうたん展」を好評開催中。
東京から、茨城から、遠くは山形から、もちろん地元の
長野県の方もたくさんお越しいただいています。
ギャッベはご存知の通り、床や畳の上に敷いて
冬も夏もきもちいいじゅうたんですが、
ごくまれに壁に吊ってタペストリーのように
使いたいというご要望をいただきます。
松葉屋店内では壁に直接鋲(びょう)で打ち付けて
いますがこれは例外でしょうね。
壁に小さな穴が開いてしまうため、通常のご家庭では
無理というもの。
特に賃貸しマンションなどの場合。
壁に直接貼ることができないため、ピクチャーレールの
設備があれば可能です。
といっても状況が様々なのでご希望が叶えられない場合も
あります。
その実例をご紹介してみましょう。
今回はご新築のおうちで、吹き抜けにギャッベを
掛けたいとのご要望です。
天井と壁の見切りに飾り縁があったのでフックをねじ込み、
ワイヤーを吊り下げました。
ギャッベの裏側にはちょっと細工が必要。と言うのは、
ワイヤーで吊り下げた場合、裏打ちがないとギャッベが
寄ってしまうから。
裏側にこんな板で細工をして、そこからタコ紐でフックを
つけてみました。
吹き抜けの高所の作業はガクガクブルブルです。
実は僕善五郎は、高いところが苦手。
職人さんとふたりで何とか作業しました。
そんな苦労も美しいギャッベが吊り下げられた
空間を見るとふっ飛んでいってしまう。
今回は3枚のギャッベを見比べていただくために、
高所恐怖症をお客様に悟られぬよう
手際よく交換していきます。
素晴らしく美しいギャッベと玄関空間でした。
☆
10月22日 日曜日まで開催中。
「大地と空、火と草色のじゅうたん 秋のギャッベ展」
10時~18時(最終日は16時まで)
美術館を巡るように、ぜひお出かけください。