こんにちは、スタッフの池田です。
先週の土日に森へいくツアーを開催しました。
今回は「木と火の関係」がテーマです。
豊かな森には水があり食べ物があり、そして森が燃料の元となる木を生み出しているから
人が住み始め、集落ができたのではないか・・・
今は、様々なエネルギーがあるので「木=燃料」という結びつきは昔ほど強くはありませんが
人と木を結びつけている大切な要素である「火」に
今回は様々な方法で触れてみよう。ということで
大町の荒山林業さんでは生業としての森の表情を、そしてその木が使われる道筋を教えてもらい
小谷村大網では、森に囲まれた暮らしから木と火の関係を体験します。
お天気が心配されていましたが
どうにか晴れ、予定通り山へ向かいました。
1日目は大町の荒山林業さんの林業地へ。
今年の紅葉は例年よりも1週間くらい遅く
向かう道すがら、まだ紅葉が残っているところがありました。
普段なら、雪の気配を感じるところ、今年は暖かいです。
荒山林業さんの森林は
カラマツ・赤松・の間に栃や楢、イタヤカエデなどの広葉樹が生えている
とても珍しい森林。
一般的な林業地は、同じ種類の針葉樹が植えられていることが多いので
荒山さんの森林に行くと、林業地であることを忘れそうになります。
![]()
足元にはふかふかの落ち葉がたくさん
サクサク、フサフサ、踏みしめて歩きます。
![]()
最近伐り倒したという、楢の木は
年輪を数えると95歳!
![]()
太い幹は建材や家具材などに
細いところは薪やチップにしてバイオマス発電へ
1本の木でも使われ方は様々です。
台風で木が倒れたところは
上を見上げるとぽっかりと隙間が空いていました。
ここから陽が差し込んで
また下から新しい木が大きく成長していきます。
![]()
そんなこれからの森の成り立ちも楽しみな
荒山林業さんの森林です。
焚き火もしました。
![]()
![]()
おやつは焼いたマシュマロをビスケットにはさんで
![]()
美味しい!
![]()
お次は笹の葉を炙って
![]()
笹の葉茶もつくりました。
爽やかで美味しいお茶でした。
森歩きを終えて、温泉に寄りながら
宿泊場所でもある、小谷村・大網地区の「つちのいえ」に。
晩御飯はこのツアー恒例の
「笹寿司」!
![]()
![]()
笹の葉に、酢飯、錦糸卵、キャラブキ、ほうれん草などの季節の野菜を乗せた郷土料理です。
みんなで分担しながらたくさん、たくさんつくりました。
![]()
つちのいえの晩御飯を作ってくれているのは「あめちゃん」
いつも大人数の食事を、とっても丁寧に、そしてとびきり美味しく作ってくれます。
今回も、何度「おいしい!」と叫んだことか。
ありがとう。あめちゃん!
そして美味しい晩御飯のあとは・・・
![]()
![]()
丸太に切り込みを入れて火を灯す
「木ろうそく」
![]()
ゆらゆらと最初は小さかった炎が
だんだんと大きくなって
木を少しずつ覆うように燃えていきます。
火の形がどんどん変わる姿が面白くて見入ってしまいました。
次回は
「もう少し小さい丸太で燃え尽きるまで眺めたいね。」
「種類の違う木で燃やし比べるのも楽しそうだね。」
「せっかく火をつけるなら、煮炊きしたいね。」
などなど
次回への期待も高まる「木ろうそく」でした。
そうして、消灯時間の22時。
1日目を終えました。
・・・2日目に続きます。


