美しいタモの板に、割れを一所懸命支えるような
蝶が羽を広げたようなカタチ。
これが「チギリ」
チギリとは(家具木工用語辞典より引用です)
ちぎり 【千切り】 dovetail key
木と木を接合させる際、補強のために填(う)め込む鼓(つづみ)形の板片。両端が広く、中がくびれて狭い。「衽」又は「乳切木」とも書く。
似たような意味で「鎹(かすがい)」という言葉もあります。
子は鎹(かすがい)の鎹です。
木工や建築での鎹(かすがい)とは wikipediaより
建築において、木材と木材をつなぎ合わせるための要素、若しくは互いの材が外れぬように固定する製品。直線的または直交する材同士を繋ぐ目的で用いられる。
一般的に金属製で「コ」の字の形状をしている。両端をつなぎ合わせる木材にそれぞれ打ち込むことにより接続する。応力的にはピン構造になるため材を固定する際には矩形の材では複数の面に用いる。
文房具のステープラー(ホッチキス)の針と同じ形状である。また、電線を壁面などに打ちつける際に使用する絶縁ステープルも同じ形状である。木造家屋の外壁などに防水のためのシートを打ちつける際や、モルタル下地の金網を打ちつけるのにも同形状のステープルが使用されることがある。
つながりを求める時代に、千切りとか鎹(かすがい)という言葉が
何かいい響きを与えてくれると思いませんか?
なんだかいろいろな想像をかき立てられますね。