こんにちは。
松葉屋家具店店主の善五郎です。
ただいま松葉屋店内では秋のギャッベ展
「大地と空、火と草色のじゅうたん展」を好評開催中。
東京から、茨城から、遠くは山形から、もちろん地元の
長野県の方もたくさんお越しいただいています。
![](https://matubaya-kagu.com/blog/wp-content/uploads/2023/10/1-630x420.jpg)
ギャッベ店内
ギャッベはご存知の通り、床や畳の上に敷いて
冬も夏もきもちいいじゅうたんですが、
ごくまれに壁に吊ってタペストリーのように
使いたいというご要望をいただきます。
![ギャッベ](https://matubaya-kagu.com/blog/wp-content/uploads/2023/10/2-630x945.jpg)
玄関先に飾られたギャッベ
松葉屋店内では壁に直接鋲(びょう)で打ち付けて
いますがこれは例外でしょうね。
壁に小さな穴が開いてしまうため、通常のご家庭では
無理というもの。
特に賃貸しマンションなどの場合。
壁に直接貼ることができないため、ピクチャーレールの
設備があれば可能です。
といっても状況が様々なのでご希望が叶えられない場合も
あります。
その実例をご紹介してみましょう。
今回はご新築のおうちで、吹き抜けにギャッベを
掛けたいとのご要望です。
天井と壁の見切りに飾り縁があったのでフックをねじ込み、
ワイヤーを吊り下げました。
ギャッベの裏側にはちょっと細工が必要。と言うのは、
ワイヤーで吊り下げた場合、裏打ちがないとギャッベが
寄ってしまうから。
裏側にこんな板で細工をして、そこからタコ紐でフックを
つけてみました。
吹き抜けの高所の作業はガクガクブルブルです。
実は僕善五郎は、高いところが苦手。
職人さんとふたりで何とか作業しました。
そんな苦労も美しいギャッベが吊り下げられた
空間を見るとふっ飛んでいってしまう。
今回は3枚のギャッベを見比べていただくために、
高所恐怖症をお客様に悟られぬよう
手際よく交換していきます。
![](https://matubaya-kagu.com/blog/wp-content/uploads/2023/10/5-6-630x473.jpg)
ギャッベ高さ調整中
![](https://matubaya-kagu.com/blog/wp-content/uploads/2023/10/5-7-630x840.jpg)
高さ、そろそろいいかな。
素晴らしく美しいギャッベと玄関空間でした。
☆
10月22日 日曜日まで開催中。
「大地と空、火と草色のじゅうたん 秋のギャッベ展」
10時~18時(最終日は16時まで)
美術館を巡るように、ぜひお出かけください。