更新: 2026.5.28
松葉屋家具店 店主の滝澤善五郎です。
五月も終わりに近づき、北信州にもそろそろ梅雨の気配が漂いはじめました。
長野の梅雨入りは、例年六月の半ば頃。
それまでのほんの数週間、空気はやわらかく、風は澄んで、
一年のうちでも最ものびやかな季節を迎えます。
街路樹や山の木々は、芽吹きの淡い緑から、深く濃い緑へと変わってきました。
朝、店の戸を開けると、湿り気を帯びた風がふわりと入ってきます。
土も、葉も、これから来る雨を静かに待っているようです。
松葉屋家具店横の、100坪ほどのちいさな森。
クルミ、山桜、楓、栃、栗、クヌギ……
秋には毎年100kg近い落ち葉となって森に積もる広葉樹たちが、
今は青々と葉を広げて、ひかりをいっぱいに受けとめています。
葉が緑に見えるのは、光合成に必要なクロロフィルという色素があるから。
日が長くなり、気温が上がるこの季節、
葉はせっせと太陽の光を浴びて、
木を育てるためのエネルギーを生み出しています。
そこへ梅雨の雨が加わると、循環は一気に動き出します。
雨は葉を洗い、枝を伝い、幹を伝って、根もとへ届く。
そして秋から冬のあいだに土へと還っていった落ち葉が、
微生物たちの長い仕事を経て、ふかふかの腐葉土になっている。
その土が雨を蓄え、栄養を溶かし、根がそれを吸い上げて、
また新しい葉と枝と年輪を作っていく。
去年ひらりと舞い落ちた一枚の葉が、
今年の青葉を育てる力になっている。
すぐには見えない変化だけど、森のなかでは確かに繋がっています。
「ゆったりとギャッベや家具選びの時間をお過ごしいただくために」
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雨の日には、雨の日の家具の表情があります。
湿気をふくんだ空気のなかで、無垢の木はしっとりと色を深めます。
ギャッベの羊毛も、しずかに呼吸をしています。
梅雨入り前の、いちばん澄んだ風が吹くこの数週間。
お時間がございましたら、善光寺界隈までお出かけください。
店でお待ちしております。
松葉屋家具店 店主 滝澤善五郎

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ロングライフとも言えますが、松葉屋家具店では100年家具と呼んでいます。
使えば使うほど、じわじわと愛着がわき、”あばたもえくぼ”ともいえる、傷のひとつもその味わいとなるものです。
私たちの家具は、樹齢200年以上という説得力や迫力もある、2代から3代、そして4代と世代を超えて使い続けても色あせない暮らしの道具です。
善光寺から徒歩8分の大門町に松葉屋はあります。
母屋1階は一枚板テーブルやギャッベを合わせて展示しています。
母屋2階はアートギャッベを常設しています。
中庭が見える廊下にもギャッベや家具を展示しています。
土蔵の中には漆の小物や暮らしの道具があります。
古道具の場所「idobata」