多くの学習机は、十年を過ぎると家の中の邪魔者になってしまいます。
何人かのお母さんは、邪魔になる家具ナンバー1は学習机だと言っていました。
学習机を後生大事に使い続けているという話は、残念ながら聞いたことがありません。
結局はゴミになっていく運命です。
6年、3年、3年の12年使って処分されてしまう、学習机が今のような使い捨てでいいのか?
子どもたちにものを捨てればいいよ。という考えを小さいときから植え付けてしまうというのは、ものに申し訳ないし、子どもたちにもいけない。
このような想いから『一生使える学習机』がうまれました。
松葉屋は、安心出来る暮らしの中の道具とは何かを考え、自然素材にこだわってきました。
かつて新築の家への引っ越しを機に息子がシックハウス症候の症状を発症したことがきっかけでした。
化学物質を極力無くし、使う人の体と環境に負担をかけない素材でつくられているものであること、そして製作過程でもつくるひとの健康や環境に負担が少ないことが基本です。
松葉屋の学習机は引出しの表板に至るまで樹齢100年以上の国産広葉樹の無垢材、塗装は食用の亜麻仁油と蜜蝋、接着剤は膠(ニカワ)を使いました。
世界でいちばん自然な学習机です。
大きさは90cm×60cm、日本人の暮らしの中で培われてきた畳の短辺と同じ幅で、プリントや教科書を広げた時にちょうど良い、大人になってからも手頃と感じる奥行きです。
引出しも1杯だけ。しかも、6cmという薄めの引出しです。
大切なものを埋もれさせない、本当に必要なものだけを入れる引出しにしました。
使い勝手の良い大きさと機能を持つシンプルな机は、暮らしのスタイルが変わっても、どこに置いても自然な机に仕上がりました。
さらに、進学や就職、どんな場面でも持ち運んでいただきたいから、あえて分解・組み立てができる構造にしました。
何かあったときには、遠方でも、その部分だけをお送りいただくことで、補修することができます。
一生ものの机は、一生あなたのそばについていくことができる机です。
「宿題は、まだやっぱり食卓でやってます。でも、自分のものとかは机の上に置いておくので、いいのかなって。
今はモノを置いておく場所になっていますけど、「片付けよう!」って言って片付けるとスペースができるから、そこで宿題やったり、工作したり絵を描いたりしています。
まだ自分の場所って机の上しかないので、中学生になって自分の部屋で1人部屋になりたいっていう時にこの机がまた生きてくるんじゃないかって思うんですよね。
それぞれ、自分の場所!自分の机!とか言っていばってるのでいいと思います。」
「3人を連れて見に行って、一人一人に見てもらって決めてほしかったんです。
決め手になったのは色…ですかね。上の子2人は写真で見ていたのと逆の木を選んでクルミと栗になって、一番下の子は山桜で。
山桜は私もおすすめだったので「これがいいよ」ってちょこっと言っちゃったんですけどねJ
「私は年を重ねてきて、自分の気に入った物を多少高くても永く大事に使っていきたいなって思っていて。
『お手入れを自分たちでする』とか、『乱暴にすると傷ついちゃう』とか。
大事に使えば永く使えるからって言っているんです。
安いものでも大事に使えば永く使えるとは思うんですけど、安いから、とかみんなが使うからとかって選ぶんじゃなくって、自分がずっと使っていきたいからと思えるものを使っていってもらいたいって思っています。」
接着剤 | 膠(ニカワ) |
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仕上げ | 亜麻仁油(あまにゆ)+蜜蝋(みつろう)ワックス |
サイズ | 巾900mm × 奥行600mm × 高さ700mm |
※脚をカットする際の工賃は無料です。
椅子を松葉屋にお送りいただく場合は、専用のダンボール箱を事前にお届けします。
その際の返送料のみご負担ください。