展示品家具のお手入れをいたしました。

こんにちはスタッフの須坂です。

あっという間に今年も年末を迎え、
毎日のお掃除も少ししっかり目に、
そして、一年間働き続けた展示品の
椅子や一枚板などのメンテナンスも
毎日の日課となりました。

松葉屋の場合、まず目につくのが椅子の脚。
土足の床で展示している椅子の脚はいつの間にか真っ黒に‥

水だけでは落ちにくいので、
植物石けんやクリーニングオイルなどを使い拭き掃除をします。
家具メンテナンス椅子の脚先

驚くほど汚れていました。

そしてコーヒー好きの多い松葉屋で、
度々目に付くコーヒーじみ。 (こぼしたのは誰でしょう?)
家具メンテナンス椅子の座面

こちらも脚同様の拭き掃除を行い、しみは全て消す事ができました。
松葉屋の椅子メンテナンス座シミ取り後

最後にカサ付きを感じるに箇所にオイル塗り仕上げます。

松葉屋の椅子メンテナンス後
美しく、凛々しさがもどった感じがしますね。

さて次は一枚板です。

展示品なので汚れや大きな打痕はありませんが、
何かの拍子にこすったわずかな凹み痕があります。
一枚板テーブルメンテナンス前

ご家庭でもこの手のキズは多いのではないでしょうか。

こんな時は水を多く含んだ布を当て、
半日放っておくと凹みは膨らみ
ほぼ平らに戻す事ができます。

ですが今回は少々深い痕のため、
アイロンの熱を使い、凹みを
さらにしっかり膨らませることにしました。

水気の多い布の上から『弱』のアイロンを当てます。

ジュゥ〜‥と、
一枚板テーブルメンテナンス
おっと!

焦げてはいけませんので程々でやめておきます。

繰り返すこと数回、
無事に平らにもどすことができました。

水分、そして熱を加えたことで
繊維が起毛しカサ付きが出る事がありますので、
非常に細かい”1000番”などの
サンドペーパーを”軽くあてて”馴らし、
最後にオイルを塗って仕上げます。

オイルは塗りすぎると乾かずベタつきますので、
ボロ布に少量をつけて薄くのばすのが良いです。

いかがでしょうか?
キズがどこにあったか僕もわからなくなってしまいました‥。
一枚板テーブルメンテナンス後

ちなみに天板の汚れは椅子同様に、
水拭きや石けんなどを泡立てた水拭きで、
ある程度落とす事ができますので、
オイルで仕上げる前に行ってみてください。

年末の大掃除や、のんびりとしたお正月に
労を労うようお使いの家具をお手入れしてみてはいかがでしょうか?

心温かなとても良い時間になりますよ。

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