一生使える「子どもの椅子」ってどんなものだろう?

こんばんは

100年家具店主、松葉屋善五郎です。

 

子どもの学習机を購入いただく際に

よくいわれること。

 

「椅子は何を組み合わせたらいいですか?」

 

この質問はじつは非常に悩ましい。

子どもは成長する

身長が伸びる

座高が高くなる

それにつれて、椅子の高さを変えなくちゃいけない

 

その対応として

クルクルしたり、高さが伸び縮みしたり

座面を差し替えたりする方法が考えられたわけですが

 

何か違う。

 

そう思い続けてきました。

これらを一生使い続けたいとは思えない。

 

ひとつめの結論として

「椅子はすぐに必要ないです。」

と答えています。

 

 

日本人的な気質なのでしょうか、

機能は多ければ多いほど良いものと考えがちです。

 

たとえば学習机に本棚、ひきだし、ライト、フック、

机の高さを調整する機能……。

これでもかと詰め込むのは滑稽ではないでしょうか。

 

 

おなじ意味で

椅子を私は机と同時に購入しなくてもいいと考えます。

 

なぜなら子どもが本格的に使う高学年になって充分と考えるからです。

低学年のうちは、お母さんの目の届く食卓で勉強して、

学習机は「もの置き場」であることが多いはず。

 

であれば、家の中であまり使われていない椅子を置くだけで

十分ではないでしょうか。

 

身長が大人に近い高学年になってから、

一生つきあえる椅子を購入するというのもひとつの方法です。

 

 

もう一案として

子どもの成長とともに

成長する椅子を製作しました。

 

椅子が成長するって?

 

成長する椅子

 

 

 

最初は子どもの座高に合わせ

座面高が10cmほど高くつくられています。

 

脚がブラブラしてしまうと苦痛なので、杉材の

脚のせステップをおつけします。

 

子どもの成長につれ、無料で脚をカットしていきます。

通常の大人椅子の座面高は42cmほど。

脚カットするうち、大人もピッタリの椅子に

成長するわけです。

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